Lyric

傾いた陽が

影を伸ばす

君の背丈も

追い越した

高い雲に

オレンジが焼ける

優しい風が抜けていく

夕陽みたいな赤

涼しげな緑

星空の黒

織りなす色

ただひとつだけ

例えられない

名前の知らない色

ゆらり揺れる

浴衣の色

目に映るのは

アイオライト

伸ばした手に

ふたりの影

触れるだけだ

風が抜けてく

夕暮れの道

灯がともる

記憶の端から

こぼれ落ちていく

名前の知らない色

例えるなら君の色だ

ゆらり揺れる

浴衣の色

目に映るのは

アイオライト

伸ばした手に

ふたりの影

触れるだけだ

風が抜けてく

空でも海でもない

ビー玉、ラムネの瓶、

水風船、かき氷でもない

翻した色を教えて

ゆらり揺れる

浴衣の色

目に映っていたのは

アイオライト

伸ばした手に

ふたりの影

触れるだけだ

風が抜けてく

またね、手を伸ばした