イマムカシナナシのジャケット写真

歌詞

欲しいものは欲しい

名不synchroniz

納得のいくまで語ってみようと思う

誰にでもなくただなんとなく

そんな時ほど何一つうまくいかなくて

腹が立つ

胸に積もっていく欲求

欲しかったのはこんな気持ちじゃなかったけれど

惜しがって離さなかった餓鬼のわがままさ

届きそうで届かないもどかしさとかが

いつしかの退屈な日々を忘れさせた

それは本当に些細な変化だったはずと

曖昧な記憶の片隅で焦げ付いた

染みみたいな感情がほどけずにいた

おどけた月の明かりに微熱を感じた

それは結局寂しさを埋めるものが欲しかった

何でも良いから欲しがる理由が欲しかった

歳ばっかくって衰えを感じだした時だった

ちっぽけな意地が飛び去った

欲しいものは欲しい

無い物ねだりでも

欲しいものは欲しい

仕方ないだろ

強欲のろうそくで照らすのは居場所

笑っていられるあったかいもんが欲しい

当然のようにとなりの家の芝生は青く見えるもんさ

加速してくそんな

いやしさにまみれた人生に探してる癒しは

ここじゃない何処かにある気がした

今しか出来ない事を懸命にやっても

やってもいくら頑張っても

報われないことなんてしょっちゅうで

打ちのめされてへこんでも腐ることだけはごめんだ

だから欲望は無限に溜め込んでる

あるものは時にわざとなる悪者

またあるものは心砕き語るその

変化の中でこそ浮き彫りになる目標

それぞれの人が我先にと

ひとつしかない 椅子を取り合う

美徳に甘い 蜜そこにある

全て理想の全部欲しいもんは欲しい

欲しいものは欲しい

無い物ねだりでも

欲しいものは欲しい

仕方ないだろ

強欲のろうそくで照らすのは居場所

笑っていられるあったかいもんが欲しい

きれいごとだけでもそうじゃなくても

してぇことやれでも強者たる手を

常に試行錯誤常にしよう覚悟

欲求の代償は命かけて守る居場所

泣いて笑って落ち込んで開き直って

吐いて飾って捨てきれぬ夢囲んで

ねだる景色がいつまでも奮い起たせる

欲しいもんは欲しがれと狂い湧かせる

欲しいものは欲しい

無い物ねだりでも

欲しいものは欲しい

仕方ないだろ

強欲のろうそくで照らすのは居場所

笑っていられるあったかいもんが欲しい

  • 作詞

    名不synchroniz

  • 作曲

    Sivalu Shot

イマムカシナナシのジャケット写真

名不synchroniz の“欲しいものは欲しい”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

2024年現在、活動開始から四半世紀を過ぎても尚、自分の音楽に、文学と哲学と美学を表現し続け出来たNew album!
完全書き下ろしの新曲6曲と
リメイク曲2曲を加えた計8曲の
今作では全曲、異なる8人のトラックメイカーが担当。
過去にリリースしてきた作品の多くは1人のトラックメイカーのプロデュースで作品を作るというところからの新たな試み。
そんなカラフルな面々の奏でる素晴らしいトラック達に乗せるリリックは、時に優しく、時に力強く、無限の可能性を秘めている。
深く輝く独創的な表現力
マーベラスで
唯一無二のボキャブラリー
圧倒的な詩的世界観
文学性に優れ
聴く者の心を打つメッセージ性
日本語の持つ美しさを追究し
自身の持つ美学と哲学をポエトリーし、ラップする。
孤高のリリシスト
名不synchronizの
4th Album!
「イマムカシナナシ」
どうか堪能してください。

アーティスト情報

  • 名不synchroniz

    【Activity&Discography】 "名不synchroniz"(なふしんくろないず) 京都生まれ京都育ちのラッパー、ポエトリーリーダー。 1981年3月8日生まれ 1997年から音楽活動を開始、様々なユニットやクルーで活動し 2004年頃から地元京都だけではなく全国各地で精力的にライブ活動を続け 2007年頃からソロマイカー "名不synchroniz" として本格的に始動。 2009年1月 1st.アルバム「ヒビノネイロ」 全13曲収録 を6J1M RECORDSから公式にCDをリリース、全国流通。 この作品が全くの無名アーティストの1st.アルバムでありながらも渋谷タワーレコード他、全国各地のタワーレコードやHMVなどのショップでレコメンド、展開される。 2011年~ 約8年間の間、ライブ活動を休止。(発表はされていないが制作は続けていた) そして1stアルバム発売から10年 2019年1月 後のGADORO「ハジマリ」等、数々の有名アーティストのトラックを提供している Ikipedia との ユニット"MUSA(ムーサ)"として 1st.シングル「古今等在」 を配信リリースし、 続けざまに古くからの友人でもある 東京を拠点に様々なシーンで活躍している福島の盟友、 狐火 を客演に迎えた楽曲を収録した5曲入りの 1st.EP「KAKERA」 を配信リリース。 2020年11月 音楽プロデューサー、トラックメイカー、エンジニアとして多才な才能で多くの有名アーティストから支持を得ている PIANO FLAVA プロデュースで 名不synchronizとしては約12年ぶりとなる 2nd.アルバム「21グラム」 を配信リリース。 このアルバムには地元京都の後輩でもありマイメンでもある、全国で活躍している YAMAO THE 12 や、浅からぬ縁で繋がっている岡山の同志 サイコ口(甘葉&ZALAR) を客演に迎えた楽曲等を収録した全15曲。 2022年3月 自身の誕生日に 客演楽曲をメインとした6曲収録の 2nd.EP「SEEK LIFE」 を配信リリース。 これには自身がラッパーを志したきっかけと言ってもいい憧れのラッパーの1人でもある、 YOSHI(餓鬼レンジャー) を始め、埼玉の詩人兼ラッパーという顔を持つ天才 空廻 、岡山の若手ラッパーの中でも一際光る才能を放つ 脱兎 、公私ともに交遊深いサイコ口からマイメン 甘葉 (ZALARは他曲でスクラッチで参加) 、鹿児島を拠点にギターの弾き語りで活動している女性シンガーソングライター fu-chan 等、豪華かつカラフルな客演陣を迎えた作品。 サブミットなしでiTunes Storeの日本語ラップアルバム部門25位(TOP50)にチャートインを果たす。 2023年4月30日 親交深いトラックメイカー369beatsプロデュースによる 3rd アルバム "Regnbogi(レグンボギ)" デジタルリリース。 2024年9月1日 4th アルバムとなる"イマムカシナナシ"(全8曲)をデジタルリリース。 今作品で初となる全曲がソロ且つ、全曲異なるトラックメイカー8人をプロデューサーとして迎え日本語のみで構成されたラップ、ポエトリーで 自身の四半世紀の音楽活動にまた新たな挑戦を試み、 新たな境地へと進み続ける。 そのリリックとライム&フロウは 長年のキャリアに裏打ちされた唯一無二の詩的世界観を備え、 他を圧倒するボキャブラリーで中毒性の高い音楽を生み出す孤高のリリシスト。

    アーティストページへ


    名不synchronizの他のリリース

Project MUSA Records

"