イマムカシナナシのジャケット写真

歌詞

遠くでも傍に

名不synchroniz

行かないでくれよ、ねぇ行かないでくれよ

何も言わないで縮んでく背中が苦しいよ悲しいよ

形在るものの全てどしゃ降りの涙ずぶ濡れで痛そうだ

そういえば忘れちゃいけないはずのものごとをよく忘れるけど思い出した時だけ怖い

それまでへらへらしてた自分が弾けて

そこにがんじがらめられて

怖さが膨らんで余計に怖い

ひび割れた空からは虹色の煙が僕の背中の方へと流れていってる

みんなは何故か理由もなく

そっちの方へ進んでいく

その先の足下には底の見えない真っ暗な黒が広がっているのに

僕は

そこへ力なく溶け落ちていく人たちを止められなかった

止める理由もなかった

どんなに大きな声でさけぼうとしても

目の前の星空のような湖が全て吸い込んでいく

汀で群がるカラス達のたてる音が優しく

耳元で色づく

春色なのにどこか寂しくて

夏の汗がにじむ御伽の錯覚で

秋らしからぬ貴方のくちびるにふれる

冬色なのに妙に温かくて口元がほころぶ

わずかばかりのささやかな幸せの中で

目一杯に深呼吸して心頭滅却して

ただいまとおかえりを胸の奥に焼き付けて

君の事のように勝手にこじつけの想像だったり

自分の何気ない妄想とが混ざって

言葉がくれるのは自分や俯瞰して見た自分

君が抱いた印象

偏見だってなんだって構わない

だから、行かないでくれよ、もう少しだけ

強気な本気の弱音をさらけださせてくれよ

過ぎてく毎日ががらくただとしても

色んな切り口で繋ぎ合わせて笑えますように

何もやらないままじゃ何も出来ないけど

何もやろうとしてないのに起こった出来事は

時に一生もんの宝物になることがあるって知ってるかな奇跡的僥倖ってやつさ

もちろん僕は貴方や貴方に出会えたことが宝物だし

そんなことばっか考えて詩を書いてる

誰のためだとか、何かのためだとか

聞かれてもこれだけはやっぱり解らないけど

俺なりの未完成の答えは自分の見てる風景や世界をもっともっと大きな視界できれいなものにして

自分の人生の姿勢を高く高くと確かめたいから

なのではないのでしょうか?

無責任に過ぎることも誇り、言葉や音楽への愛も、この国、この土地、この両親の間に生まれた事に何よりも誇りと愛を

しょせんは独りよがりでも

知らず知らず俺たちはそれを持ち寄って

寒空の下であったまってる

誰に言われるでもなく、誰のためでもなく

素晴らしく素敵な光景を言葉に、音楽に

貴方の何かへの活力の足しにしてほしい

でもいつもだいたい7割くらいは自分への慰めや愚痴なんだけど、共感してくれるあんたが俺をとことん調子に乗らせてくれるんだ

この喜びは何で返せばいい?

俺が書いて歌う詩に込めた気持ちで返してるつもりです

だからさ、行かないでくれよ、行かないでくれよなんてさ

どこに居ても同じ空の下で俺たちはじゃれあってるよな

全部解ってるのさ、ここに立ってるとさ

違う国でも天国でも地獄でも

ここから遠く離れた場所でも

すぐ傍に感じる

すぐ傍に感じられる

  • 作詞

    名不synchroniz

  • 作曲

    369beats

イマムカシナナシのジャケット写真

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2024年現在、活動開始から四半世紀を過ぎても尚、自分の音楽に、文学と哲学と美学を表現し続け出来たNew album!
完全書き下ろしの新曲6曲と
リメイク曲2曲を加えた計8曲の
今作では全曲、異なる8人のトラックメイカーが担当。
過去にリリースしてきた作品の多くは1人のトラックメイカーのプロデュースで作品を作るというところからの新たな試み。
そんなカラフルな面々の奏でる素晴らしいトラック達に乗せるリリックは、時に優しく、時に力強く、無限の可能性を秘めている。
深く輝く独創的な表現力
マーベラスで
唯一無二のボキャブラリー
圧倒的な詩的世界観
文学性に優れ
聴く者の心を打つメッセージ性
日本語の持つ美しさを追究し
自身の持つ美学と哲学をポエトリーし、ラップする。
孤高のリリシスト
名不synchronizの
4th Album!
「イマムカシナナシ」
どうか堪能してください。

アーティスト情報

  • 名不synchroniz

    【Activity&Discography】 "名不synchroniz"(なふしんくろないず) 京都生まれ京都育ちのラッパー、ポエトリーリーダー。 1981年3月8日生まれ 1997年から音楽活動を開始、様々なユニットやクルーで活動し 2004年頃から地元京都だけではなく全国各地で精力的にライブ活動を続け 2007年頃からソロマイカー "名不synchroniz" として本格的に始動。 2009年1月 1st.アルバム「ヒビノネイロ」 全13曲収録 を6J1M RECORDSから公式にCDをリリース、全国流通。 この作品が全くの無名アーティストの1st.アルバムでありながらも渋谷タワーレコード他、全国各地のタワーレコードやHMVなどのショップでレコメンド、展開される。 2011年~ 約8年間の間、ライブ活動を休止。(発表はされていないが制作は続けていた) そして1stアルバム発売から10年 2019年1月 後のGADORO「ハジマリ」等、数々の有名アーティストのトラックを提供している Ikipedia との ユニット"MUSA(ムーサ)"として 1st.シングル「古今等在」 を配信リリースし、 続けざまに古くからの友人でもある 東京を拠点に様々なシーンで活躍している福島の盟友、 狐火 を客演に迎えた楽曲を収録した5曲入りの 1st.EP「KAKERA」 を配信リリース。 2020年11月 音楽プロデューサー、トラックメイカー、エンジニアとして多才な才能で多くの有名アーティストから支持を得ている PIANO FLAVA プロデュースで 名不synchronizとしては約12年ぶりとなる 2nd.アルバム「21グラム」 を配信リリース。 このアルバムには地元京都の後輩でもありマイメンでもある、全国で活躍している YAMAO THE 12 や、浅からぬ縁で繋がっている岡山の同志 サイコ口(甘葉&ZALAR) を客演に迎えた楽曲等を収録した全15曲。 2022年3月 自身の誕生日に 客演楽曲をメインとした6曲収録の 2nd.EP「SEEK LIFE」 を配信リリース。 これには自身がラッパーを志したきっかけと言ってもいい憧れのラッパーの1人でもある、 YOSHI(餓鬼レンジャー) を始め、埼玉の詩人兼ラッパーという顔を持つ天才 空廻 、岡山の若手ラッパーの中でも一際光る才能を放つ 脱兎 、公私ともに交遊深いサイコ口からマイメン 甘葉 (ZALARは他曲でスクラッチで参加) 、鹿児島を拠点にギターの弾き語りで活動している女性シンガーソングライター fu-chan 等、豪華かつカラフルな客演陣を迎えた作品。 サブミットなしでiTunes Storeの日本語ラップアルバム部門25位(TOP50)にチャートインを果たす。 2023年4月30日 親交深いトラックメイカー369beatsプロデュースによる 3rd アルバム "Regnbogi(レグンボギ)" デジタルリリース。 2024年9月1日 4th アルバムとなる"イマムカシナナシ"(全8曲)をデジタルリリース。 今作品で初となる全曲がソロ且つ、全曲異なるトラックメイカー8人をプロデューサーとして迎え日本語のみで構成されたラップ、ポエトリーで 自身の四半世紀の音楽活動にまた新たな挑戦を試み、 新たな境地へと進み続ける。 そのリリックとライム&フロウは 長年のキャリアに裏打ちされた唯一無二の詩的世界観を備え、 他を圧倒するボキャブラリーで中毒性の高い音楽を生み出す孤高のリリシスト。

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Project MUSA Records

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