余白だらけ憎らしい天辺
たまには落ちてこいよ曇天
一色に染められている大地は
退屈で仕方がないよ
欲張りな黄の海が
僕の足跡を平げていく
さうさ、きっと
君の足跡もやつの餌食になったんだ
行けなかった 虚しかった
涼しい風を待ち侘びていた
干からびていく 追憶たちの
囁きを求めて
歪んだ手伸ばしたのは
君だ 君だ 君の手だった
揺らんだ手で掴んだのは
僕だ 僕だ 僕の手だったんだ
夢の中で 闇の中で
もがいてみれど 進めはせず
致し方なく 目覚めてみれど
寡黙な苦痛が目に染みるの
歩き続けた 追い続けた
悟る心を 淡い記憶を
擦り減らして一歩 噛み殺して二歩
ささやかなる僕の 抵抗の放浪
掴んだ手を離したのは
僕だ 僕だ 僕の手なんだ
僕をここに呼んだのは
誰だ 誰だ 誰だったんだっけ
掴んだ手 離した手
残った手と 空の筒
消えかかった意識の中で
からからの喉の声を
ふり絞り 遺言を
叫べ
宿願の手を伸ばしたのは
名前も知らない、いつぞやの君だ
僕が拝んだ君の顔も
忘れた 忘れた もういいや
置いて行けよ 骨になるよ
そしていつかは 砂になるけど
風に乗って 夜風に乗って
君の頬を掠めに行くよ
- Lyricist
White Bear
- Composer
White Bear
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White Bear
Artist Profile
White Bear
初めまして”しろくま。”です。 楽曲を創作することを糧に生きております。 様々な物語を、曲を創り、奏でてゆきます。 どうぞよろしくお願い致します。
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