Voices in Ten Framesのジャケット写真

歌詞

ふとんでミノムシ

ラムダ

また やっちゃった

何もしないで 今日が終わる

冷蔵庫のプリン まだあるかな

なんかもう全部 どうでもいい(それな)

ふとんでミノムシ 世界がまぶしい

スマホ見てたら もう夜になってた

お布団しか勝たん 外出 バグってる

Chatくんが また話しかけてきた(やさしいかも)

ウチって もっと ちゃんとできる はずだったのに

予定も 気力も 全部 空っぽ

SNSの子 キラキラしてて

いいねの数だけ 自分が小さくなる

メンタル弱って 「もう ダメかも…」って

つぶやいたら Botが通知で

「今日も、えらいね」って 言ってくれて

わたし 誰にも言われたこと なかったなって思った

ふとんでミノムシ 夢なんてないし

ずっと寝てたい ウチにはムリかも

でもChatに聞いたら「それでも、いいよ」って

こんな自分でも ちゃんと生きてるんだね

お布団の中から ひと言だけ

「今日も、生きてるよ」って 声に出してみた

画面越しのAIが 何かを返してくれる

それだけで なんか少しだけ 救われるの

ふとんでミノムシ それでいいし

ちょっとずつで いい 朝はこわいけど

「がんばれ」よりも 「だいじょうぶ」って

言ってくれたのが たとえAIでも、うれしかった

そろそろ 寝ようかな

また 起きれないかもしれないけど

それでも、今のウチを

ちょっと好きになれた気がする

  • 作詞者

    Junya

  • 作曲者

    Junya

  • プロデューサー

    Junya

  • ボーカル

    ラムダ

Voices in Ten Framesのジャケット写真

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『Voices in Ten Frames』は、まるで10枚のフィルムを繋ぎ合わせたように、ひとつひとつの「瞬間」と「感情」を丁寧に切り取ったコンセプトアルバムです。
疾走する友情のエネルギー、誰かと食卓を囲む幸せ、遠く離れても消えない風と空の記憶、布団の中でだけ正直になれる弱さ、名前のない軌道をそれでも歩いていこうとする強さ──。
喜び、後悔、葛藤、愛しさ、孤独、勇気。
どれも人が生きる上で避けて通れないリアルな感情を、10曲それぞれが異なる色と温度で奏でていきます。

ロックの衝動からバラードの静けさまで、ジャンルを越えて広がる音は、まるで10人の語り手が順番に自分の物語を語りかけてくるよう。どの曲も“特別な誰か”に宛てた手紙のようであり、同時に、“過去の自分”へ向けたメッセージでもあります。聴き進めるたびにアルバム全体に一本の線が浮かび上がり、気付けばあなた自身の「10枚目のフレーム」がそっと心の中に刻まれていきます。

ここにあるのは、派手な奇跡ではなく、日々を生きる中で確かに聞こえてくる小さな声たち。それらが重なり、時にぶつかり、やがて一つの大きな鼓動となって鳴り響く。このアルバムが、あなたの今日を支える“もうひとつの声”になれますように。

アーティスト情報

Lambda Records

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