Voices in Ten Framesのジャケット写真

歌詞

Stay Inside My Skin

ラムダ

いけないことだってわかってる

でもね 胸がざわめいてる

君の足音がリビングで跳ねる

壁越しの午後 光が揺れて

「お疲れ」なんて社交辞令でも

笑顔に 私だけの名前が見えた

息づかい ほら 指の先

触れかけて またほどけてく

――こんなにも近いのに

ねえ どのくらいで迎えに来てくれる?

私たち このまま夜を走り抜けられる?

触れられないこの距離がまだ必要?

本当に愛してるのは――私?

月曜のロビー 香るコーヒー

エレベーター 「偶然」が罪を煽る

薬指のリングが小さく鳴いて

私は息を呑み 目を伏せた

「大丈夫」と微笑むたび

胸の奥 赤く灯る fire

――誰よりも欲しいのに

私は衝動の抜け道で構わない?

名前さえも抱けない運命を選ぶの?

明日も平然と隣で笑える?

それとも壊してくれる――今すぐに?

Hold me in a dream, let the night erase the line

If loving you is wrong, I’ll burn for the crime

夜空の moonlight 指を絡め

“Stay with me” 声にならない

Ahh… stray hearts…

Ha… stray hearts…

帰る場所は私じゃだめかな?

二人の鼓動は罪よりリアルかな?

ケージ(現実)を抜け出す勇気はある?

――ねえ 最後に選ぶのは誰?

私は衝動の抜け道で構わない?

夜が溶けるシーツの海で答えてよ

絡み合う吐息は未来さえ染め替える?

それとも夜明けの光がすべてさらっていく?

罪よりも深く

愛よりも熱く

君の名を呼ぶ――

  • 作詞者

    Junya

  • 作曲者

    Junya

  • プロデューサー

    Junya

  • ボーカル

    ラムダ

Voices in Ten Framesのジャケット写真

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『Voices in Ten Frames』は、まるで10枚のフィルムを繋ぎ合わせたように、ひとつひとつの「瞬間」と「感情」を丁寧に切り取ったコンセプトアルバムです。
疾走する友情のエネルギー、誰かと食卓を囲む幸せ、遠く離れても消えない風と空の記憶、布団の中でだけ正直になれる弱さ、名前のない軌道をそれでも歩いていこうとする強さ──。
喜び、後悔、葛藤、愛しさ、孤独、勇気。
どれも人が生きる上で避けて通れないリアルな感情を、10曲それぞれが異なる色と温度で奏でていきます。

ロックの衝動からバラードの静けさまで、ジャンルを越えて広がる音は、まるで10人の語り手が順番に自分の物語を語りかけてくるよう。どの曲も“特別な誰か”に宛てた手紙のようであり、同時に、“過去の自分”へ向けたメッセージでもあります。聴き進めるたびにアルバム全体に一本の線が浮かび上がり、気付けばあなた自身の「10枚目のフレーム」がそっと心の中に刻まれていきます。

ここにあるのは、派手な奇跡ではなく、日々を生きる中で確かに聞こえてくる小さな声たち。それらが重なり、時にぶつかり、やがて一つの大きな鼓動となって鳴り響く。このアルバムが、あなたの今日を支える“もうひとつの声”になれますように。

アーティスト情報

Lambda Records

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