Kitan Tsukiyo Neko Zoushi (feat. Nekomura Iroha) Front Cover

Lyric

Kitan Tsukiyo Neko Zoushi (feat. Nekomura Iroha)

EHAMIC

下駄の音響き、つらつらと

夕涼する男衆、女衆

辻占売りの声、高らかに

灯籠、ゆらゆらと

橋の袂、ひとり座す

茶屋娘が紅をひく

にゃ

世は満ちぬるも儚く

月影に映るは町の瓦

軒先の風鈴、曳くたび

夜露の泪を伝ふかとぞ

わが袖、絹にて繕えど

人情の襞に入り込む

袖に縫いしは美辞麗句

ほころび隠す綾の文

されど糸の切れ目、縁の果て

「ミッドナイト、江戸の衆

御免なされませ、これは夢

それとも世の常かしら。」

応えたるは蝉時雨

にゃ

夜の果て

ひとつ茶屋に寄れば

妙なる翁が語る

「江戸の底に猫が棲む

尾は二叉、影も揺る。」

「姿見し者、皆悟る

狂気の涯を覗く

さても不思議な世の帳

影の舞う先は何ぞ。」

語りたる声、途絶えし時

茶碗に映る猫の瞳

気づけば夜は未だ続き

空に浮かぶ舟

漕ぎ手は白い影法師

舟の先にて踊る者

髪は墨色、肌は雪

その瞳に映るは異界かや

江戸の灯かりは霞みゆき

闇に溶けゆく月

夜風を切りて進む舟

やがて着く町外れ

現と夢との兆しなる

其は曼珠沙華、燃ゆる赤

朝靄の中、馴染みたる景ぞ

袖に残れる香、淡く

それは何処かの夢の跡

世の定めは浮世絵よ

色鮮やかに踊りけるも

その一刷、筆が途絶えれば

跡も残らぬ泡沫ぞ

風にたゆたう語り草

妖交わす幻よ

されどこれも、世の無常

薄き絹に包まれけり

爪忍ばせ、闇笑う

にゃ

  • Lyricist

    EHAMIC

  • Composer

    EHAMIC

  • Producer

    EHAMIC

  • Recording Engineer

    EHAMIC

  • Bass Guitar

    EHAMIC

  • Drums

    EHAMIC

  • Keyboards

    EHAMIC

  • Synthesizer

    EHAMIC

  • Vocals

    Nekomura Iroha

  • Background Vocals

    Nekomura Iroha

  • Songwriter

    EHAMIC

  • Sampled Artist

    EHAMIC

  • Other Instruments

    EHAMIC

Kitan Tsukiyo Neko Zoushi (feat. Nekomura Iroha) Front Cover

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