歌詞

結論から話すと 辞めて 幸せになったんだ

別の道を歩くことに決め 折り合いを付けた

書きかけの歌詞

A4ノート錆びた空き箱に詰め

明日をすげ替え

夢から覚め

現実をまた前にする

別の仕事をすることになった

一からのスタート

非力だがそれでも食らいついていってる不器用なりに

いつか嫌で仕方なかった

ちゃんとした普通の暮らし

今は皮肉にもそれがほかの何よりも一番欲しい

家族が出来たんだ

マイクを置き抱きかかえる子

価値観とか立場 馬鹿馬鹿しいやって笑った

目に映ったありきたり 美しく見えた

ずっとあった近く

見えなかったんじゃない見ようとしなかったんだ

ちょうどいいってとこがみんなどこかにある 俺はここ

諦めることは逃げでも負けでもないってこと

折り合いの付け方を学ぶ 分かっていく

そうやって人間は

ダサくなっていく

お前が持ってくる絶望は優しさだ

他の誰もが抱えてる恐怖と紙一重

それを理解した上で俺はこう言わなくちゃいけない

一生音楽を辞めないって言っただろお前は

今や表現の幅はあまりに広がり

その度に苛まれる悲壮感に身の丈

波打ちに置き去り した ヒーローの鍵

そのキーケースにまだ居座ってるのは

捨てられないからだ

どかしたスピーカーの型がついた

同化した幸せに 掃除できない 埃

街の足音に紛れるその瞬間に

少しだけズレた

音を重ねてた俺らに

積み重ねたはずの瓦礫が突き刺さる

やって後悔は甘い

バッドエンド や 絶望 それ以上の何か

それを超せる俺らだから歌えることがあるんだ

俺が昔書いた歌詞は

結果的に

この世で一番ダサい嘘になって

ちゃんと価値を無くした

隠しても残る痣

不恰好な姿

でもな

格好良く生きるよりも

大事なことを見つけた

全員がそうだ

ひとつにする 大切なもの

反吐が出るんだよな

幸せに言い訳を挟むの

それがお前のベストで人生の締め？

絶え間ない感情を叫んでは生きて死ぬんだ

人間として

お前にもいつか分かる時が来るだろう

大変だよ 寧ろ昔よりも

苦しいは美しいとあの日握り締めた拳

今も同じ

1人じゃない ここに

今はそれすらも たださ

内心分かる お前が正解で俺が不正解

この歩み1歩たりともダイジェストにはさせない

乱雑に曲がり曲がってもこれだけはシンプルに伝えたい

俺はお前と