歌詞

雨後のベンチの雫をどれだけ払えど

衣が濡れてゆく私に私は笑った

答え合わせがなければ間違いかなんて

分からないから何もかも美しく見えた

自分は弱いと知っていて上澄みだけを掬っていた

認めてしまえば楽だった

あぁどうして どうして

自分は被害者なんだって

事実から目を逸らしていた

どこで間違えてこうなった

あぁどうして どうして

あぁ、もうダメみたいだな

ならせめて鱗剥がして

もっと鮮やかに染めあげて

吐いた息はもう見つけられないよ

いっそこの夢を終わらせてくれ

つけた傷跡が見つけてと叫ぶから

墨のかかった烏は染まったかなんて

知りもしないまま穢れた羽根で飛びまわる

傀儡のように従順で願う感情を飲み込んで

普通でいないとダメだった

あぁどうして どうして

誓いを纏った亡霊が僕の躊躇いを押し込んだ

それから自分は消えてった

あぁどうして どうして

あぁ背筋に血が上る

穢土染まる手と目が合った

もっと鮮やかに染めあげて

澄んだとこはもう見つけられないよ

いっそこの夢を終わらせてくれ

冷えた指先が咎に触れてしまうから

僕には沢山の弱虫と

虚像でつくられた強がりがあって

全部片隅に染み込ませ

気付かないふりをまたあの日から

どこまでもしようか

僕には沢山のゴミクズと

自尊でつくられた愛情があって

何も寄せつけずひたすらに

傷を与えてく

知るのが怖いから

もっと鮮やかに染めあげて

吐いた息はもう見つけられないよ

いっそこの夢を終わらせてくれ

花びらを包む瘡蓋が滲むから

ラララララララララララ

ラララララララララララララララ

ラララララララララララ

ラララララララララララララララ