歌詞

変わらない窓に映ったビルが

いつの間にか姿を消してた

楽じゃ無い息が詰まった僕は

見慣れた場所へと帰ってきたよ

くだらない空に放った靴や

嘘みたいに大きな虹を見たこと

忘れない今も覚えてるんだと

新しい靴で足跡なぞった

記憶の箱をひとつずつ開けて

まるで片付かない部屋みたいにさ

大きな荷物両手に抱えて

『おかえり』を浴びせられたなら

ごめんね、ただいま　居場所が無くてさ

情けなくとも胸を撫で下ろした

あの日のままの部屋が少し狭くて

幸せに思えた

仕方ない上手くいかなくたってさ

誰のせいにも出来やしないだろうけど

わからないことがわかってないから

時々自分を見失ってる

つまらない話はもう飽きたと

不意に傷つけたりもするけど

何気無い言葉が引っかかってて

背中を押されたりもするから

どれほど僕が離れてしまっても

誰よりも近くにいる気がしてた

いつでもここへ帰っておいでよと

それだけで何も怖く無いから

ありがとう、ただいま　居場所があるから

勝てなくとも挑み続けられるよ

いつもの香りが漂う台所で

見下ろした視線を

思い出は少し嵩張りそうだな

この部屋に置いて行くことにするよ

新しい靴の紐を結び直して

また歩き出すから

ごめんね、ただいま　居場所が無くてさ

情けなくとも胸を撫で下ろした

あの日のままの部屋が少し狭くて

幸せに思えた

幸せに思えた