歌詞

ほどけた靴ひも　何度も結び直す

歩きなれた道は　霞んで遠ざかる

誰かの視線　避けてはまた隠れ

笑顔の裏で　震える声が揺れる

夜に溶けてく　吐息とため息

未来の地図は　手の中で崩れ落ちる

信じることが　まだ怖くて逃げてた

目を閉じて見てた　嘘の夢の中で

消えていきそうな胸の端で

火種みたいな鼓動が走る

消せなかった願いのこだま

それだけが　私の全部

壊れて、壊れて、叫びたくて

押し込めた声が胸を焦がして

守ってたフリじゃ息ができない

裸のままで　叫びたいだけよ

誰に届かなくても

私の名を　刻んでゆくから

涙こぼれても　救い求めて

強がるたびに　心はきしんで

隠した傷跡　誰にも見せられず

ひとり言みたいに　生きてきたの

ざわめく街の中　息をひそめて

失いかけた　自分の影を見た

鏡の奥に　知らぬ誰かいても

それでもそれが　私なんだよね

嘘じゃない言葉だけ拾い上げ

もう一度　自分を抱きしめて

間違いだらけの道のりも

この手で　未来つかむの

壊れて、壊れて、叫びたくて

あの日の私が　今も震えて

願うだけじゃ　進めないから

誰でもない自分で開くの

声がかすれても

嘘じゃない夢は　ここにあるよ

傷つかず笑えたら　何も感じず

本気になれずに　夢も枯れそう

零れた涙の理由は

痛みを照らす　光になる

このままでも　それでいいよ

壊れて、壊れて、叫びたくて

届かぬ夜に　声を放った

震える足音　進むための歌

諦めるには　まだ早すぎる

空っぽな明日でも

私が選んだ　この道だけ

眺めてるだけじゃ進めない

現実に爪あと残したい

燃え尽きた後でも残るものが

私の証なら　それでいい

迷いの果てに

出会えた自分を　抱きしめて

夜明けの空へ　息を吐いて

名前もない明日へ　歩き出す