

呼ばれた名前のなかでしか
わたしは自分を持てなかった
わたしのままなのかすらわからなかった
「優しいね」「すごいね」
その言葉に、わたしは寄りかかって立っていただけ
本当は 空っぽなのに
うまく笑えてしまうから
誰も気づかない
わたしがずっと "わたし役"を演じていることに
鏡に映るその顔は
まるでマネキン 完璧な他人
まなざしの奥に湿度がなくて、まるでガラス細工の人形みたいだったの
昨日の自分と 今日の自分がすれ違っては
他人のふりして 名前も呼ばずに通り過ぎる
ほんとうのわたしを探すたびに
誰かの言葉にぶつかって 形を変えてしまう
気づけばすでに
どこにも帰れない自分になっていた
わたしがわからない
わたしを愛せない
わからないから愛せない
誰かの言葉で かろうじて存在してるだけ
拍手もない
照明も落ちたままの舞台で
わたしを演じる主演女優
わたしの人生を演じてる主役
「…ここにいていい」と 言われた記憶を探してる
どうしたら、
わたしがわからないわたしを、愛せるの?
感情は借りもの 体温ヒートは演技の残像
瞬きすら 自分じゃないような違和感の残像
「好き」も「嫌い」もテンプレ・モーション
他人の目線で組まれたナレーション
泣いて 笑って スクリプトの罠
途中で止まる “わたし”の思考はまだ
名前を呼ばれた その一瞬だけ
ほんとの“わたし”が かろうじて目を覚ます
この“わからなさ”ごと 抱きしめてくれたら
傷の深さにも 意味が生まれる気がするの
借り物の気持ちで泣いてる この夜を
あなたの声で 迎えに来てほしい
借り物じゃないほうのわたしを…
矛盾も 欠如も 演技も全部
ほんとうは 全部わたしだったのかもしれない
それでも 愛してほしいんじゃない
“それでも愛された”って、言えるわたしになりたいだけ
わたしがわからないわたしを
いつか わたしが 抱きしめられるように
わたしがわからない
わたしを愛せない
わからないから愛せない
誰かの言葉で かろうじて存在してるだけ
それでもいい
それだけでいいから
わたしを本物にしてくれるだれかを
探しているの
- Lyricist
Shuka / Room no.38
- Composer
Shuka / Room no.38
- Producer
Shuka / Room no.38
- Remixer
Shuka / Room no.38
- Piano
Shuka / Room no.38

Listen to Why Can't I Love the Me I Don't Understand? (original) by Shuka / Room no.38
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Why Can't I Love the Me I Don't Understand? (original)
Shuka / Room no.38
『わたしがわからないわたしを、どうして愛せるの?』
自分が誰なのか、ほんとうはどこにもわからない。
名前を呼ばれてやっと目を覚ますような、そんな“わからなさ”の中にある孤独と祈りを描いた楽曲です。
他人の言葉でかろうじて存在している「わたし」が、いつか自分自身を抱きしめられるように──。
傷と矛盾をそのまま抱えたまま、それでも生きようとする姿を描いています。
Artist Profile
Shuka / Room no.38
shuka / Room no.38. While centered on ballads and J-pop, I focus not on expressing emotions as they are, but on putting into words the process in which emotions waver, break, and distort. Rather than offering healing or answers, I value leaving untouched areas and ambiguous in-between states exactly as they are. I see music not as something that heightens emotion, but as a rhythm through which thought moves forward. I move across genres such as hip hop, rock, EDM, and K-pop, choosing the form that best fits the expression. Sincerity over clarity. The present moment over completion. These sounds and words are not a story of searching for myself, but a record of being alive here and now. The form of each song is not limited to ballads, EDM, or hip hop. Starting from poetry, I choose only the sounds that are necessary. I value the uniqueness of what only I can write.
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