

目覚めた朝は静かで
昨日の続きが
見当たらなかった
わたしは部屋にひとり
最後に見たあなたの顔
抱きしめる腕の震え
その温もりは今でも覚えてる
わたしは名前を呼んでいた
知らない あなたの名前を
世界はわたしより先に
歳老いてしまった
時間はとても残酷で
追いつけない速さで
みんな去ってゆく
どうして捨てたの?
どうして忘れたの?
あなたの想いが胸を焦がす
遅すぎた再会に
わたしはまたおかしくなる
会いたかったのはわたしだけ?
あなたも同じでしょ?
手を触れたら壊れそうな
後悔のしずくが
傍に落ちていた
ゴメンね ありがとう
でもね 許さない
あなたが残した沈黙を
抱きしめて泣きながら
それでもまた歩いていく
眠っていた間に
あなたは歳を重ね
わたしは夢のまま
ふたりの時間は
もう戻らないのね
あなたがわたしを
託した未来へ
あなたが夢見ていた明日へ
今度こそこの手で
そっとあかりを灯すの
- 作詞者
猩々
- 作曲者
猩々
- プロデューサー
猩々
- レコーディングエンジニア
猩々
- ミキシングエンジニア
猩々
- グラフィックデザイン
猩々
- ベースギター
猩々
- ボーカル
鱗姫
- バックグラウンドボーカル
猩々

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沈黙の汀
鱗姫
鱗姫の13th Single「沈黙の汀(みぎわ)」は、命を救うために“別れ”を選んだ男と、その理由を知らぬまま時を越えて目覚めた女の物語。
彼は彼女を守るため、彼女を眠りにつかせるという選択をした。
それは愛であり、同時に取り返しのつかない沈黙だった。
目覚めた彼女が知るのは、世界が自分よりも先に老いてしまったという事実と、もはや戻らない時間。
メロディックかつスピード感のあるロックに、エコーを纏ったギターソロが幾重にも重なり、感情の奔流と喪失の余韻を同時に描き出す。
怒り、後悔、拒絶、そして継承。
この楽曲は、失われた想いを抱えたまま未来へ進むという静かで強い決意を歌っている。
アーティスト情報
鱗姫
“生きたかった”少女の想いが、いま歌になる──。 誰にも気づかれず、誰の心にも届かなかった想い。壊れかけた世界の中で、それでも生きようとしていた誰かの物語──。 鱗姫(Rinki)。閉ざされた水槽のような現実を生きた少女の声から生まれたバーチャル・シンガー。内省的な歌詞と静かに滲む悲しみ、怒り、優しさのメロディ。“癒しではなく共鳴”の歌。もう戻らない昨日へ、何かを伝えたかった少女の想いが、今、歌になる!
鱗姫の他のリリース
Mizu no Hime Records



