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ザ・ストロークスや初期レディオヘッドを彷彿とさせる、極端なダイナミクスで構築されたアートロック・アンセム。静寂と轟音のコントラストが、聴く者に圧倒的なカタルシスをもたらします。
テーマは「崩壊の美学」。取り繕った笑顔の裏で限界を迎えていた心が砕け散り、「ゼロ」に到達した瞬間に初めて見える真実の景色を描いています。ジャズライクでルーズなドラムと、ローファイでひび割れたボーカルで紡がれる静寂のAメロ。そこから一転、ノイズギターの壁とフルスロットルのボーカルが爆発するサビへの展開はスリリングの一言です。
特筆すべきは終盤の構築美。音楽そのものが解体していくようなブリッジを経て、テンポは96BPMから138BPMへ怒涛の急加速を見せます。BマイナーからBメジャーへと劇的な転調を遂げるラストコーラスでは、崩壊の先に射し込む光のような圧倒的な多幸感と解放感に包まれます。これは終わりではなく、真の自分に出会うための「幕開け」を告げる再生のロックです。
Negi0723は、感情の揺らぎと都市の空気感を繊細にすくい取るミュージシャン。 エレクトロニックとポップ、オルタナティブの要素を横断しながら、 きらめきとノスタルジー、衝動と内省が共存するサウンドを描き出す。 印象的なメロディと映像的なリリックが特徴で、 一瞬の感情や夜の断片を切り取るような楽曲世界は、 リスナーそれぞれの記憶や物語と静かに共鳴していく。 ジャンルに縛られず、感覚を信じて音を紡ぐ。 Negi0723の音楽は、日常と非日常の境界線をやさしく溶かしていく。