

終電あとの駅前で
行き先のない風が吹いた
笑えないままの僕らを
街の灯りが見下ろしてた
正しさばかり並べられて
息をする場所もなくなって
「大丈夫」って言うたびに
心だけが遠くなった
置いてきた夢も
言えなかった本音も
ポケットの奥で
まだ熱を持っていた
だから今夜
名前のない地図を広げて
壊れそうな明日を
取り戻しに行こう
これは逃げる歌じゃない
足を止めない歌だ
涙で濡れた夜道を
僕らは走っていく
誰かが決めた未来なら
ここで脱ぎ捨てていい
逃避行 逃避行
明日を取り戻すために
窓に映った横顔は
少しだけ大人びて見えた
「どこまで行けば変われるの」
君が小さくつぶやいた
答えなんて持ってないけど
戻る理由も見つからなくて
カーステレオの古い歌が
僕らの背中を押した
負けた日の数を
数えるのはもうやめた
傷だらけのままでも
夜明けは選べるから
遠ざかる街に
さよならは言わないよ
また笑える僕らで
いつか帰れたらいい
これは逃げる歌じゃない
足を止めない歌だ
震える胸の奥にも
消えない火があるから
昨日に閉じ込められて
終わる僕らじゃない
逃避行 逃避行
明日を取り戻すために
もしもこの道が
間違いだとしても
止まったまま泣くより
進みながら泣きたい
夜の果てに
何もなくても
君の声がする方へ
僕はまだ行ける
これは逃げる歌じゃない
足を止めない歌だ
涙で濡れた夜明けを
僕らは越えていく
失くしたものの名前を
希望と呼び直して
逃避行 逃避行
明日を取り戻すために
これは逃げる歌じゃない
生き直していく歌だ
傷ついたその足でも
未来へ向かっていく
誰かが決めた終わりなら
ここで書き換えていい
逃避行 逃避行
僕らを取り戻すために
ねえ
逃げてるんじゃない
ただ
足を止めなかったんだ
明日を
もう一度
迎えに行くために
- 作詞者
RYO
- 作曲者
RYO
- プロデューサー
RYO
- プログラミング
RYO

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逃避行
RYO
「逃避行」は、行き場を失った夜の中で、それでも明日を取り戻そうと走り出すロックポップナンバー。
終電後の駅前、濡れた夜道、遠ざかる街の灯り――孤独や迷いを抱えながらも、“誰かが決めた未来”を脱ぎ捨て、自分たちの明日へ向かっていく姿を描いています。
逃げることではなく、生き直すこと。
涙を抱えたままでも前へ進む、その強さを歌った一曲です。
アーティスト情報
RYO
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