灯台と亡霊航路のジャケット写真

歌詞

灯の回転

Story Sound-notes

灯台階段 二百三段

靴底の拍で 風を測る

赤い灯帯が 頬をなでて

海図の余白に 息を置く

遠い沖合 名もない影

一度だけ 瞬く合図

灯を回せ 回せ 回せ

見えないものまで 照らすため

灯を回せ 回せ 回せ

戻れない船に 岸の名前を

黒インクの針 東へ逸れて

潮目の線が 嘘をつく

ページ番号を 指で正して

欠けた緯度だけ 胸に写す

風が変わった 霧が立った

呼ぶ声は まだ遠い

灯を回せ 回せ 回せ

見えないものまで 照らすため

灯を回せ 回せ 回せ

戻れない船に 岸の名前を

一秒伸ばし 二秒を削り

回転の端で 約束を結ぶ

「ここにいる」それだけ書いて

灯りの方角 もう一度

灯を回せ 回せ 回せ

呼ばれなくても 照らし続け

灯を回せ 回せ 回せ

記録帳にだけ 朝が差す

一回転先に 夜明けの線

  • 作詞者

    Story Sound-notes

  • 作曲者

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  • プロデューサー

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  • その他の楽器

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灯台と亡霊航路のジャケット写真

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灯台の記録官である少女が、航路から外れた幽船に“名前”と“帰り道”を返す一夜。

アーティスト情報

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