

電話帳 めくって調べた
隣町の雑居ビル
煙草と機材の匂いが
好きになった中二の頃
何もかもが古くて新しい
B1のスタジオで
鳴り響いた 誰も知らない
最初の音 ただ夢中で掻き鳴らしてた
歪みすぎて 拙くても
誇らしい ハイゲインの音が
仲間と小銭 寄せ集めて
2時間のリハーサル
耳元で鳴り響くシンバル
ねじれた長いケーブル
耳鳴りの奥には
数えきれないほど
聞いてきた歌
叫び出した 狭い部屋で
笑い合って 俺たちは最高なんだって
根拠のない 自信こめた
駆け抜ける ハイゲインの音が
今はもう
バンドもスタジオも
あのギターも無いけど
今もまだ思い出せる
分厚い扉の向こう側で
鳴り響いた 二つと無い最初の音
思い返せば輝いている
下手くそでも 今も僕の
背中を押す ハイゲインの音が
- 作詞者
入間川幸成
- 作曲者
入間川幸成
- プロデューサー
入間川幸成
- ミキシングエンジニア
入間川幸成
- マスタリングエンジニア
入間川幸成
- ギター
入間川幸成
- ボーカル
入間川幸成
- ソングライター
入間川幸成
- プログラミング
入間川幸成

入間川幸成 の“ハイゲインの音”を
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ハイゲインの音
入間川幸成
初めてスタジオで鳴らしたハイゲインのギターサウンドをテーマにした一曲。
ハイゲインの音には未来を夢見たり過去を懐かしむ強い力がある。
そんなことを思い出しながら作った曲です。
アーティスト情報
入間川幸成
エモやメタル、ポップパンク、映画やゲーム音楽の影響を受けて曲を作っています。 ライブハウスで音を鳴らしていた頃の記憶を残しながら、 今の自分が出せる音を少しずつ形にしています。
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