歌詞

遅れた時に限って定刻で走り去っていくバス

乾いた傘を畳んで締めた瞬間に雨が降り出す

弁えたはずの身の丈から日ごとに余る裾を引きずって

解れた糸に躓いて足元を覗く

こんなに汚れてたんだっけ

どうやったって醜い人間だもの

恥を上塗って真っ黒な生活と

生活を生活で

かろうじて斑点に永らえようとして

染みが広がっていく

地を這って哀しみを食んでいる

生活と生活を生活で

滔滔とウトウトと消費するだけ

もっと上手に生きたくて

ずっと勘繰っているだけ

きっと世界はシンプルで

ちゃんと幸せになるよね？

もっと上手に生きたくて

ずっと勘繰っているだけ

きっと世界はシンプルゆえに

ちょっと幸せが遠いね

いたって醜い人間だもの

恥を上塗って真っ黒な生活と

生活を生活で

かろうじて斑点に永らえようとして

染みが広がっていく

地を這って哀しみを食んでいる

生活と生活を生活で

なんてね

他愛も無い失敗や後悔の繰り返しで

ねじ切れる頭から伝ったヒビ

明日も隙間風が寒くなる

その冬が愛おしくなるまでは笑い飛ばせよ

街の灯りも涙で照らし返せ

世界は僕を歓迎するんだ

この重なる染みが僕模様なんだ

世界は僕を歓迎するんだ