ROTTEN RESTAURANTのジャケット写真

歌詞

さよなら贋作

いはくし

数えた不幸をさっと水に溶かして

飲み込む自傷に耽る快楽を食む

何がどうって訳じゃないよ きっとみんなも

全部全部終わらせるのもありだよ、ねぇ、神様

生きたり死んだり 歯車を回して

意味無く誰かを見下して羨む

居場所なんて特に無いよ きっとみんなも

全然全部終わらせたならどうかな、ねぇ?

喜ぶような朝日に頬をつねられた

花は僕を虚仮にして今日も笑う、笑う

怒る言葉は刃先から徐々に錆びていった

鳥の目にも映らない僕の生涯

どうしようも無いくらい汚れてしまったかい

心の隙間や影を愛し過ぎたかい

こぼれたそれを嘘には出来ないけど

痛む指の先まで僕は君を赦そう

愉快な人になりたかった

喜劇の主役を演じたがった

だけど思うより君は真面目で普通

緞帳はゆっくりと降りてくるんだ

底の割れた器だから愛は失くなるんだろう

無いものねだりがきっと当たり前になってる

あみだのような掌の皺で孤独を伝わせ

「またハズレ」と笑えるには大人になり過ぎたかもね

哀しみに凭れては日々を啄んだ

風に晒された君は今日も独り、独り

楽しげな街並みが嫌に大きく見える

月の影に呑まれてく君の正体

どうしようも無いくらい汚れてしまったかい

心の隙間や影を愛し過ぎたかい

誰しも希望に呪われてしまうもの

祈りの無い日々こそを幸福と呼ぶだろう

不器用さを欲してしまうのは

文学に安心していたいから

大して半端にこなせるくせに

言い訳じみて生きていたいよ

僕が僕でいられるのは

君が君を否定してくれるから

無理に繕った笑顔はやめて

不安になれる君を誇って

さよなら贋作

昨日の僕へ

  • 作詞者

    いはくし

  • 作曲者

    いはくし

  • マスタリングエンジニア

    夜風見

  • ソングライター

    いはくし

  • アダプター

    いはくし

  • プログラミング

    いはくし

ROTTEN RESTAURANTのジャケット写真

いはくし の“さよなら贋作”を

音楽配信サービスで聴く

ストリーミング / ダウンロード

アーティスト情報

"