

父さんと万博に行ったのは55年前 綺麗な女のひとも一緒に行った
三人でごはん一緒に食べた あんまり覚えていないけど
父さんはとっくに亡くなった わたしはずっとひとりのまま
今日は職場の友達と来てみた 夢洲は割と近かった
大屋根リングに登って 芝生に寝っ転がってみた
打ち上げ花火がはじまって 夢のように見ていた
母さんは突然いなくなって 父さんはとても参っていた
それでもわたしを手放さず 一生懸命育ててくれた
タクシーの運転手やってたけど 夜勤の前もごはん作ってくれた
家の中はめちゃくちゃだったけど 一生懸命愛してくれた
万博に一緒に行った綺麗なひと 会ってみたいと思っていた
つかの間でも父さんを愛してくれて ありがとうと言いたいの
大屋根リングに登って 芝生に寝っ転がって眠った
夢の中で父さんとあの綺麗なひとと 笑っていた
万博はもうすぐ終わる わたしもこの先 そんなに長くない
それでも生きてきたこと ここに来たこと 忘れない 楽しかった
- 作詞者
豊田道倫
- 作曲者
豊田道倫
- レコーディングエンジニア
須田一平
- ミキシングエンジニア
須田一平
- マスタリングエンジニア
須田一平
- ギター
豊田道倫
- ボーカル
豊田道倫

豊田道倫 の“1970年、わたしは5歳だった”を
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豊田道倫



