Qualm taming Front Cover

Lyric

Qualm taming

Zekkai

目の前で掠(かす)れる亡霊

手のひらに

乗せられ揺れている不安定

頼れないただ一人に

込み上げる愛情飢(あいじょうき)

見えない明かりを

探し求めていても仕方ないな

さあこの手に捉える

歪(ゆが)んだ僕の安寧(あんねい)

指折り数えてゼロになった今振りかざせ

弾け飛ぶ眼底の蔓葉(かずらば)

消えないどどめの憂(うれ)い

「それでも助けなど来ないね」

嗤(わら)う靄(もや)の裏側

見てろ不安定

離れた意識と冴(さ)える言葉で罠を張れ

味占める這底(はいてい)の毒牙は気付かぬまま

縄に繋がれお役御免ね

その顔が見えたら

僕は変われる?

手のひらで暴れる亡霊

当て付けに逆撫(さかな)で触れて知る

昏い眼

諦める息の中に

忍ばせるかいろぎ

捉えているといつか消えると

心揺れ出す汗と鼓動の音

不意に群がる不快な視線

不敵に嗤う理路の不整合

どうして?

間奏

ああ付き合ってらんない

全て投げ出し私は安泰(あんたい)

もう辛い思いなどしたくないな

大安定

考えたくない私の事

今を見てればそれで許されると

つまんない つまんない つまんない つまんない

回りまわっても未だ見えない空の果て

取り戻す最低のパノラマ

冷たい朝陽の暮れ

「答えはここにはない」なんて

繰り返した私は私じゃなくて

狂える頭と冴える感覚で風を取れ

切り開く銃声の彼方に見つけたんだ

外れ道で笑う薄らな影を追いかけた

僕も誰もいつも不安で

動けなくなるなら

指折り数えてゼロになる前に手を伸ばせ

崩れ去る最低のパノラマ

覚めない一つの夢

姿も形も無くなって

辿りついた命の中の不安定

離れた意識と自我の狭間(はざま)で構え撃て

迫り来る怪影(かいえい)が嘘なら変わらぬまま

誰も知らない僕になって一息入れたら

僕と君で抜け出して行こう

終奏

  • Lyricist

    Zekkai

  • Composer

    Zekkai

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