アラームで目覚めた
今日もまた仕事か
好きでもないのだから体が重くって
あの詩はどうでした
まだ読んでませんか
返事がないなんて
あんまりじゃないですか
あなた達に宛てた精一杯の詩は
きっとまた今頃ゴミ箱の中ですか
楽しさが辛さに
負けそうになってきて
芸術が少しだけ憎く思えてきた
両大師橋で見下ろす
駅は大丈夫なふりをする
そうじゃないのに
詩を書きたい
それだけがしたいなんて無理か
それはわかってるけど
どうしようもない私じゃ
歩けそうもないなんて見てた
目の前の陽炎
夕方を待っている
早く終わってくれよ
電話越しに苦情 聞き流す無感情
あざとい上目遣いまた新しい彼氏
その赤い目元がやけに鼻につくな
街を流れる歌は
好きとか嫌いとかばっかり
うざったいんだよ
嘘つきみたい
十代天才歌手なんて嘘だ
顔がいいだけだろう
どうせ詩だってそうさ
忖度の上で躍って消える
何も残さないの
ああ ため息ひとつ溢して
触れる欄干仄かに暑いな
夕焼けに飛行機雲が泣いていた
独り雲空っぽな夏が見えた
オレンジ色に染まる駅を
見下ろしている今日も終わっていく
詩を書きたい
それだけがしたいなんて無理か
それはわかってたけど
醜くなっていく私じゃ
皮肉な歌しか出てこないや
嫌な私の詩だ
詩を書きたい
それだけがしたいなんて無理か
それはわかってるけど
今頃明日が起きて
馬鹿みたいにまた
暑い夏が意味もなく降ってくの
- 作詞
縹[Akitoshi Fukumoto]
- 作曲
縹[Akitoshi Fukumoto]
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アーティスト情報
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