歌詞

本当わかりやすいよね

最初の頃は気に留める

素振りすらも見せなかった君が

私に肌を寄せる

本当わかりやすいよね

薬指に合図をセット

しただけでそっと離れてゆく

君の殻が夏に溶ける

許されたい君と結ばれない糸

私の鼓動、葬ることも知らずに

思わせぶりな態度で

私をまた惑わせないで

君の走馬灯が後悔を溶かしてく

その歪な肌色で

絡み取った私の表情を

消えた情感を纏った緋色に染めてく

いつも微笑んだまま傍らにいた

その輝きを奪ったのは

君なんだから

本当馬鹿馬鹿しいよね

今日も遠く耳元で

鳴り止まない魔法掛かったままでも

身体は引き留める

本当馬鹿馬鹿しいよね

ほんの僅かな嫉妬で

理性的になれなかった過去が

私を誘き寄せる

赦されない君と結ばれたいリビドー

あの子の憎悪を呼ぶことも

わかってるのに…

思わせぶりな態度で

私をまた惑わせないで

冷えた聴覚、触覚

こんなに熱を帯びてる

歪んだ声色で

炙り出した私の衝動も

また雲が覆った空色に溶けてく

いつか捨て去ったまま閉じ込めていた

胸の傷跡を救ったのも

君なんだから

生優しいものでもない

悲しみに暮れるものでもない

本当の答えなんてわかってるのに

今も曖昧な君と過ごした日々を忘れられないの

思わせぶりな態度で

私をまた惑わせないで

君の走馬灯が後悔を溶かしてく

その歪な肌色で

絡み取った私の表情を

消えた情感を纏った緋色に染めてく

いつか捨て去ったまま

閉じ込めていた胸の鍵穴を

開いたのは

君なんだから

まだ

君を帯びていたいの…