物書きの落とし物のジャケット写真

歌詞

残香に縋る

sidore

斜向かいの街灯の下

顔を寄せる二人の影が

独りよがりな色を払った

空威張りで吐いた紫煙と

黒く滲む一人の影が

誰にも知れず揺れた

耳触りの良い甘い言葉も全部世辞に過ぎだったなんて

そんなの分かんないよ

謗って詰って 私を否定して

きゅんっておちぬように

好きって笑って 私を撫でないで

私はちょろいの すき

廓寥たる御揃いの部屋

反芻する『そっか、ごめんね』

気にも留めぬ些事だと分かった

隣にいるだけで良かった

知らぬふりをすれば良かった

今更遅いけどね

切りがない瑕をいくつも挙げては消しても

あべこべな彼女みたいになれないわ

謗って詰って 私を否定して

きゅんっておちぬように

好きって笑って 私を撫でないで

私は彼女じゃないんでしょ?

誰かの懸命な励ましの言葉よりも

あなたの何気ないおはようが聞きたいの

クズってバカってあなたを否定して

ギュッて辛くなる。

握って灯してあなたの残り香を

忘れたくないの

好きって好きって私を求めてよ

ずっと好きでいるよ

好きって好きってあなたを求めるの

私じゃだめなの? きらい

  • 作詞

    sidore

  • 作曲

    sidore

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