Linguishのジャケット写真

歌詞

カノン

the Includes

周りに飲まれて挫けた時にさ

誰かが 誰かが笑ってた

嘘つきヘラヘラ 躱した時にさ

僕はさ 心で泣いてた

どうして?

人の幸不幸が呼応して 僕の幸不幸に

あなたが疲れて 立てない時にさ

ざまぁみろ って僕も思うかな

嫌だな あなたも嘘つきながらさ

躱して 心で泣いてる

そうして 人のフリしている

化けの皮がはがれていく

見ないで それを隠していこう

傷つけないよう 傷つかないよう

あなたが思ってることが今 手に取るようにわかるから

その気持ちに寄り添えるために 傍らを歩く僕が

あなたに あなたに あなたに重ねて

こうして気づかされただけ

悲しい 恥ずかしい

イライラ ヘラヘラ

誰にもわからないはずがない

誰もが抱いて 見つからないように

誤魔化し 大人になるんだろう

僕がさ あなたに重ねたようにさ

誰かが僕にもしてたら

気づかないとこでさ

みんな少しずつ 自分を隠して生きている

そうして

輪唱のように呼応して 人ごみになっていく

そして

他人事のように ハリのない日々を生きるように

壊して 決められたストーリ―

そのきれいな唇で 愛して

「それも誰かと同じ」だなんて

言われなくてもわかるけど

轍を踏まないよう慎重に 足跡を歩く僕だ

誰かに 誰かに 誰かになじられ

自分を 自分を 自分を隠して

あなたに あなたに あなたに愛され

特別と思いたかっただけ

  • 作詞

    the Includes

  • 作曲

    the Includes

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the Includesはアコースティックギターによる弾き語りをメインに、これまでウインドオーケストラ、ロック、ジャズなど様々なジャンル・プレイスタイルの音楽を経験しており、2020年前後からはさらにボーカロイドやDJプレイ、既存のバンドのコピーなどにも挑戦しています。

多様な音楽体験を経たうえで改めて「音楽」と向き合ってみると、「音楽」というひとつの分野にも、ジャンルや楽器、パートによって全く異なる考え方、演奏をしていることに気付きました。
リズムの違いや音域の違い、ジャンルにおけるアイデンティティやそれぞれの社会的背景に目を向けると、「音楽」というものは、全て同じように「演奏されて他者に届くもの」でありながら、実は全く違う性質や文化・バックグラウンドを持つ―――それぞれの国で話される異なる言語のようだと感じています。


今回のアルバムは、そんな『音楽とは言語に似ている』という思いから「Linguistic(=言語学的な)」と「~sh(のような)」という2語をつなぎ合わせた「Linguish」という造語でアルバムタイトルを飾りました。英語に寄せているのはなんとなくかっこいいという理由と、一度聞いてわからない言葉で、このアルバムを取り巻くものごとより深く考えてもらいたかったからです。


「Linguish」に収録された曲群は、the Includesならではの歌詞を重要視して書かれた『歌』がアルバムをかたどっています。普段のライブと違って、バンド形式での録音になっていますが、まずはポップスに近い見方で楽しんでいただけたらと思っています。
サビを楽しむ・曲全体を楽しむ、歌詞に注目する、各楽器隊に焦点を当てる、アルバムの機能として曲と曲の繋がりを考察する……このアルバムだけでも様々な楽しみ方があるので、是非何度も聞いて毎度新しい発見をしてもらえると嬉しいです。



また、現在the Includesとしては、異なるジャンルのプレイヤーが異なるジャンルの旨味に気付ける機会がなかなかない(≒異なる言語圏の人が理解しあえない)ことに課題を感じています。

そこで、2024年は「Linguish」をリリースするにあたり、地元愛知県内で「Aliens 2024」という、一度のライブで多様なスタイルのアーティストのステージに触れてもらい、今まで以上に多角的に音楽を楽しんでもらえるためのライブセットを開催しています。

勿論、the Includesの楽曲を楽しんでいただくことは前提として、the Includesをとりまく、全く異なる文脈を持った「音楽」に会いにライブにも顔を出していただけたらと思っています。

アーティスト情報

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