Linguishのジャケット写真

歌詞

夜の帰り道

the Includes

月の肩に寄ってかかった

ロマンの果て 夜の側道

かおる春に酔って 少し

涙腺に清水が沸く

急ぐ人は寄ってたかって

安心を掴んでは潰した

それがあなたにとって

僕にとって 嫌なリアルだ

風がなびき そっと肩を

揺らしては去っていく時間に

役割をなくした信号

控えめなステージライト

アルコールをもっと喉に

真っ暗闇を せめて曖昧に

今はそれでいいさ

それを特効薬としよう

全てを君が嫌ったって毎日は続くよ

石ころ蹴飛ばして 砂利道の上を歩こう

こんな日々を全部 やめたいなんて言わないで

あなたが生きていて 僕ら出会えたのに

出会えたのに

足がもつれていく感覚

昨日と違った体躯の状態

気が付かないように

上手く脳をだまして過ごしているよ

明日何もなかったらいいな

舌が渇いて仕方ないな

君と話したいな

何かいい話題はないか

全てが君を嫌ったって そばにいるよ

石ころ蹴飛ばして 砂利道の上を歩こう

こんな日々がずっと 続くことを願った

あなたの横にいて 同じ景色を見るよ

また

全てを君が嫌ったって 毎日は続くの

石ころ蹴飛ばして 砂利道の上を歩こう

こんな日々を全部 やめたいなんて言わないで

あなたが生きていて 僕ら出会えたのに

出会えたのに

  • 作詞

    the Includes

  • 作曲

    the Includes

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the Includesはアコースティックギターによる弾き語りをメインに、これまでウインドオーケストラ、ロック、ジャズなど様々なジャンル・プレイスタイルの音楽を経験しており、2020年前後からはさらにボーカロイドやDJプレイ、既存のバンドのコピーなどにも挑戦しています。

多様な音楽体験を経たうえで改めて「音楽」と向き合ってみると、「音楽」というひとつの分野にも、ジャンルや楽器、パートによって全く異なる考え方、演奏をしていることに気付きました。
リズムの違いや音域の違い、ジャンルにおけるアイデンティティやそれぞれの社会的背景に目を向けると、「音楽」というものは、全て同じように「演奏されて他者に届くもの」でありながら、実は全く違う性質や文化・バックグラウンドを持つ―――それぞれの国で話される異なる言語のようだと感じています。


今回のアルバムは、そんな『音楽とは言語に似ている』という思いから「Linguistic(=言語学的な)」と「~sh(のような)」という2語をつなぎ合わせた「Linguish」という造語でアルバムタイトルを飾りました。英語に寄せているのはなんとなくかっこいいという理由と、一度聞いてわからない言葉で、このアルバムを取り巻くものごとより深く考えてもらいたかったからです。


「Linguish」に収録された曲群は、the Includesならではの歌詞を重要視して書かれた『歌』がアルバムをかたどっています。普段のライブと違って、バンド形式での録音になっていますが、まずはポップスに近い見方で楽しんでいただけたらと思っています。
サビを楽しむ・曲全体を楽しむ、歌詞に注目する、各楽器隊に焦点を当てる、アルバムの機能として曲と曲の繋がりを考察する……このアルバムだけでも様々な楽しみ方があるので、是非何度も聞いて毎度新しい発見をしてもらえると嬉しいです。



また、現在the Includesとしては、異なるジャンルのプレイヤーが異なるジャンルの旨味に気付ける機会がなかなかない(≒異なる言語圏の人が理解しあえない)ことに課題を感じています。

そこで、2024年は「Linguish」をリリースするにあたり、地元愛知県内で「Aliens 2024」という、一度のライブで多様なスタイルのアーティストのステージに触れてもらい、今まで以上に多角的に音楽を楽しんでもらえるためのライブセットを開催しています。

勿論、the Includesの楽曲を楽しんでいただくことは前提として、the Includesをとりまく、全く異なる文脈を持った「音楽」に会いにライブにも顔を出していただけたらと思っています。

アーティスト情報

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