Linguishのジャケット写真

歌詞

ディスティネーション (Album ver)

the Includes

月日は変わってあの日は遠く 街並みは今のように整っていく

新しくできたコーヒースタンドは 頼み方が難しくなっていた

背丈が変わって大人になったって

たまに昔みたいに馬鹿やりたくなるけどさ

君は元気かい?

僕は今も前を向いているよ

新しい日々が いつか昨日を塗りつぶしてしまわぬように

悩みながら明日に向かう

ひとつひとつが愛しすぎて 抱えきれないもの

僕が一人で持ったって 取りこぼしてしまうけど

ひとつひとつに君がいつも 笑っててくれたから

ひとりよがりだけの愛で 今日も世界は

地球は回っていた

シャッターが塞いだ閑散とした商店街 セピア色の隅で立ち止まっていた

霞みがかっている 上級生の名前も 湿り切った包装紙の匂いも

水分が飛んで薄くなっていくのに

思い出は日記のように分厚くなっていく

君は元気かい?

僕は今も前を向いているよ

変わらない気持ちのために 変わり続けること 選んできた

全てを背負って立ち向かおう

ひとつひとつに君がいつも 残っててくれるから

僕は一人になったって 強く胸を張れるだろう

ひとつひとつに君がいつも 寄り添っていたことで

ひとりよがりだけの愛で 今日も世界が笑った

はるか何年も前の出会いが 今日という日を繋いだ

いつかまた会えるその時まで ここで待っているよ

  • 作詞

    the Includes

  • 作曲

    the Includes

Linguishのジャケット写真

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the Includesはアコースティックギターによる弾き語りをメインに、これまでウインドオーケストラ、ロック、ジャズなど様々なジャンル・プレイスタイルの音楽を経験しており、2020年前後からはさらにボーカロイドやDJプレイ、既存のバンドのコピーなどにも挑戦しています。

多様な音楽体験を経たうえで改めて「音楽」と向き合ってみると、「音楽」というひとつの分野にも、ジャンルや楽器、パートによって全く異なる考え方、演奏をしていることに気付きました。
リズムの違いや音域の違い、ジャンルにおけるアイデンティティやそれぞれの社会的背景に目を向けると、「音楽」というものは、全て同じように「演奏されて他者に届くもの」でありながら、実は全く違う性質や文化・バックグラウンドを持つ―――それぞれの国で話される異なる言語のようだと感じています。


今回のアルバムは、そんな『音楽とは言語に似ている』という思いから「Linguistic(=言語学的な)」と「~sh(のような)」という2語をつなぎ合わせた「Linguish」という造語でアルバムタイトルを飾りました。英語に寄せているのはなんとなくかっこいいという理由と、一度聞いてわからない言葉で、このアルバムを取り巻くものごとより深く考えてもらいたかったからです。


「Linguish」に収録された曲群は、the Includesならではの歌詞を重要視して書かれた『歌』がアルバムをかたどっています。普段のライブと違って、バンド形式での録音になっていますが、まずはポップスに近い見方で楽しんでいただけたらと思っています。
サビを楽しむ・曲全体を楽しむ、歌詞に注目する、各楽器隊に焦点を当てる、アルバムの機能として曲と曲の繋がりを考察する……このアルバムだけでも様々な楽しみ方があるので、是非何度も聞いて毎度新しい発見をしてもらえると嬉しいです。



また、現在the Includesとしては、異なるジャンルのプレイヤーが異なるジャンルの旨味に気付ける機会がなかなかない(≒異なる言語圏の人が理解しあえない)ことに課題を感じています。

そこで、2024年は「Linguish」をリリースするにあたり、地元愛知県内で「Aliens 2024」という、一度のライブで多様なスタイルのアーティストのステージに触れてもらい、今まで以上に多角的に音楽を楽しんでもらえるためのライブセットを開催しています。

勿論、the Includesの楽曲を楽しんでいただくことは前提として、the Includesをとりまく、全く異なる文脈を持った「音楽」に会いにライブにも顔を出していただけたらと思っています。

アーティスト情報

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