歌詞

口を開けてりゃ入ってくるドブ臭い「幸」を嚥下して

丸々と肥えたその羊は列をなして只々歩く

大脳を抉られた代謝するだけの駒となり

うだつ上がらぬその羊は迷うことすら出来ないのだろう

ああ、可哀想に！ 可哀想に！

ああ、神さま！ 愚かな僕を許してください

羊のなか紛れ込んだ悪魔の使いが救ってあげよう

口を開けば湧いてくる自己を省みぬ言葉

意気揚々と語るその様畜生未満瘴気を放つ

ああ、可哀想に！ 可哀想に！

ああ、神さま！ 愚かな彼を許してください

羊のなか紛れ込んだ救世主でさえ救えないようだ

光を失った羊たちは奈落の底へ堕ちてゆく

抜け出そうぜ！逃げ出そうぜ！悪魔は声を荒げた

ああ、可哀想に！ 可哀想に！

ああ、神さま！ 愚かな彼らに安らぎを

その理に気づいた者は化けの皮を剥がす

羊のなか現れた悪魔の使いは仲間を救うため耳元で囁いた