Lyric

夢を見ていた

遥か昔のひとときだ

恥ずかしい言葉を

惜しげもなく語っている

お下がりのトレーナー

当時はよく着ていたな

何故だろう

それすらも恥ずかしいと思ったのは

TVを見ていたら

成功者は語ってた

「笑われても良いから

夢を諦めないで」って

自分自身どれくらい

人より優れているんだろう

自分にはどれくらい

自由な時間があるんだろう

考えている間に大人になっていた

いつの間にか　しまいこんだんだ

夢を諦めてしまったよ

諦めてしまったよ

笑われることに

耐えられないと思った

諦めてしまったら

諦めてしまったら

新しい道に進めると思ったんだ

スーツを羽織って

忙しない朝を駆け出す

日常の風景は

どこか窮屈な気がする

誰しもがそうだから

自分一人じゃないから

電車の中眺めては

納得するほかないな

考えることもやめたんだ

自分自身がなぜか疎ましい

夢を諦めてしまったよ

諦めてしまったよ

踏み外すことと

勝手ながら思ったんだ

諦めてしまったら

諦めてしまったら

何もない日々を楽しめなくなった

それでも生きていくよ

格好悪くてもいいや

認めてもらいたいな

認めてもらいたいんだ

そんな人生も間違っていないって

クローゼットの中には

あの日の夢が詰まってる

お下がりのトレーナーも

家ではまだ着ているんだ