翡翠書庫の魔女のジャケット写真

歌詞

黙読の呪

Story Sound-notes

声をしまって、目で唱える

唇を結べば 文字が浮かぶ

喉の奥では 小さな火花

読み上げないで ただ見つめれば

文章のほうから 意味が来る

息の長さで 拍をそろえ

舌の代わりに まつ毛が揺れる

声にしないで 目で唱える

黙読の呪い やさしい祝福

静かな歌で 紙を震わせ

わたし一人だけ 聞こえるように

ページの端で 眠る呪文

指を近づけ 温度で起こす

“ここから先は 目だけで来い”

そう書いてないけど そうと分かる

喉を開けば 魔法は解ける

閉じたままなら 涙が歌う

声にしないで 目で唱える

黙読の呪い やさしい祝福

静かな歌で 紙を震わせ

わたし一人だけ 聞こえるように

四つの視線で 輪をつくる

上へ下へと 反行のカノン

目と目のあいだ 言葉が芽吹き

内緒の花が そっと開く

声にしないで 目で唱える

黙読の呪い ほどかないまま

静かな歌で 胸を震わせ

わたし一人だけ 聞こえるように

  • 作詞者

    Story Sound-notes

  • 作曲者

    Story Sound-notes

  • プロデューサー

    Story Sound-notes

  • その他の楽器

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地下書庫で“名を封じる”索引を編む、ひとりの司書の一夜。
ケルト調×ローファイ寄りのサウンドに、囁き・子守歌・儀式感を織り込みました。女性ボーカル全8曲、物語順に収録。

アーティスト情報

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