翡翠書庫の魔女のジャケット写真

歌詞

見出しの代償

Story Sound-notes

一行を変えるには、何を払う?

紙の端に 赤い蝋片

切り取った言葉 まだ温かい

“並び替えるなら 差し出しなさい”

棚の奥から 低い声

ためらう指に 印影が付く

選ぶたびに 失うもの

見出し一行のために

支払うのは 声か記憶か

誰にも読めない涙で

紙の秤を そっと傾ける

古いカードの 角が刺さる

言えない名前が 舌に乗る

わたしの項目を 最後に回し

あなたの行だけ 前に出す

やさしい嘘で 世界は並ぶ

それがいちばん 残酷でも

見出し一行のために

支払うのは 声か記憶か

誰にも読めない涙で

紙の秤を そっと傾ける

“声を半分 置いていけ”

ページの影が 条件を出す

半分でいいなら 笑って頷く

残りの半分で 歌は続く

見出し一行のために

支払ったのは 半分の声

それでも届く あなたの項

指の震えで 印を押した

赤い蝋片が 朝に冷える

  • 作詞者

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  • 作曲者

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  • プロデューサー

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  • その他の楽器

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地下書庫で“名を封じる”索引を編む、ひとりの司書の一夜。
ケルト調×ローファイ寄りのサウンドに、囁き・子守歌・儀式感を織り込みました。女性ボーカル全8曲、物語順に収録。

アーティスト情報

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