翡翠書庫の魔女のジャケット写真

歌詞

蔵書印の夜明け

Story Sound-notes

スタンプ台に、夜明けの色

窓の格子から 薄桃の線

棚の背中へ 静かに差す

蔵書印の面 丸い世界

インクの海へ そっと沈める

押すのは一度 ためらいなしで

戻る道より 残す証

蔵書印を 夜明けに押して

ここに在ったと 世界へ刻む

返す名前と 残る沈黙

どちらもわたしの 大切な頁

半分の声で 歌ってみる

足りない分は 光が埋める

栞の位置から 物語は

今日のわたしを また始める

鍵は机で 静かに眠る

紙の雨跡 乾いていく

蔵書印を 夜明けに押して

ここに在ったと 世界へ刻む

返す名前と 残る沈黙

どちらもわたしの 大切な頁

ラベルの隅に 小さな余白

書かない言葉で あなたを置く

“読者”と“著者”の 境い目あたり

指の体温で 線を溶かす

蔵書印を 夜明けに押して

ここに在ったと 胸に刻む

返す名前と 残る沈黙

どちらもわたしの 帰る場所

スタンプ台に、朝が満ちる

  • 作詞者

    Story Sound-notes

  • 作曲者

    Story Sound-notes

  • プロデューサー

    Story Sound-notes

  • その他の楽器

    Story Sound-notes

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地下書庫で“名を封じる”索引を編む、ひとりの司書の一夜。
ケルト調×ローファイ寄りのサウンドに、囁き・子守歌・儀式感を織り込みました。女性ボーカル全8曲、物語順に収録。

アーティスト情報

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