

くたびれた靴が雨に濡れて
重たくなった身体を
音の無い場面に貼り付けている
くぐもった声を絞り出して
いつの間にか塞いだ視界を
取り戻そうと
引きつった瞼が降りてくる
昨日が遠くあったような
ぶり返す鼓動の高波に攫われて
逆らうこともできず
渦の中へと吸い込まれていく
暗がりの足元には
手垢のついた読みかけの本
誰にも知られまいと
千切った電線の跡
これ見よがしに
皮膚に残る青痣
誰かが通った獣道
だからどうしたと
声がする
透明のビニールに流れて落ちる
雨粒に気取られたて
突き刺さり傾いた首が起き上がる
うずくまった指を切り離し
いつの間にか固まった身体を
開放しようと
震えた口元が笑い出す
明日が確かにあったような
月の無い夜空を深く見上げながら
引き返すこともなく
見えもしない橋を渡っていく
天に伸びる梯子には
黒く落ちてきそうな重たい雲
始まらないお伽噺
洞穴に潜む吐息
頬を伝う朝露
囚われた彼の人たち
それがなんだと
手を叩く
足を折って 手を追って
逃れたような
追いつく陰りに
歯を立てて
手のひらを見ることなく
太陽の匂いに目を細める
肺に溢れた詰まった声は
吐き出されずに蠢いている
行き交う人の絵空事
口々に流れる噂話
脳裏に はためく契
おぼろげに影を踏む
そういうことかと
舌を打った
- 作詞者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 作曲者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- プロデューサー
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- その他の楽器
福 水琴 - Fuku Mikoto -

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ストリーミング / ダウンロード
- 1
手前の空
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 2
深夜ラジオ
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 3
aesthetic
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 4
砂の街
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 5
感染区
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- ⚫︎
変遷狂歌
福 水琴 - Fuku Mikoto -
life-life
都市の空気や生活の断片を、浮遊感のあるノイズ、語るような歌声、揺らぐ空間で描いたアンビエント・ローファイ・ポップEP。
深夜の街を漂うような、不安定で静かな6曲を収録。
Credit
Music: Suno / Flow Music
Lyrics: Fuku Mikoto
アーティスト情報
福 水琴 - Fuku Mikoto -
その時、その場で生まれる圧力を音へ変換し、体感を言葉へ移し、沈み込む直前に飛散していく情景をとどめた歌たち。 ambient pop / japanese lo-fi / AI song
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