

君を乗せた助手席 何も言わず走ってた
彦根の街を抜ける頃 笑ってほしかっただけ
窓の外 琵琶湖が光る
だけど心は 曇ったまま
赤信号で止まるたび
引き留めたくて 声が出ない
国道八号線 南へと続く道
君の涙越しに 見えた夏の空
「もう戻れないね」って 君がつぶやいた
最後のドライブは ただ静かだった
長浜過ぎて 右に曲がれば
いつかふたりで行った湖岸のカフェ
今なら素直に言えるのに
「好きだったよ」じゃ 遅すぎるよな
渋滞が少しありがたくて
少しでも長く隣にいたくて
国道八号線 何もかも通り過ぎて
言いかけた言葉 飲み込んだまま
近江八幡の駅で「ありがとう」とだけ
君は笑って降りて 振り返らなかった
あの道は今も 変わらず続いてる
だけど君を乗せることは もうない
国道八号線 夜風が泣いていた
帰り道 ひとり分 軽くなるシート
次の信号が青に変わる頃
少しだけ前を向けた気がした
君を送った 八号線の夜
- 作詞者
中村 英彦
- 作曲者
中村 英彦
- プロデューサー
中村 英彦
- ボーカル
中村 英彦

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中村 英彦
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