愛すべき退屈にのジャケット写真

歌詞

プロタゴニスト

世捨て人

ドラマチックな悲劇を待っている

退屈な日常から 一人空を見る

今日も生きている 僕も生きてるんだ

叫んでも誰も見向きもしない

放課後も相変わらず雲一つもない快晴で

ただ美しくて つまらなかった

何かが足りない街を歩く

夢は何だったかな この退屈が

非日常に変わることかな

夢は何だったかな 忘れてしまったが

もうどうでもいいさ ドラマチックな悲劇を待っている

馬鹿みたいに青くて高い空が

僕の無力さを今日も歌っている

嘘みたいに苦しいんだ この幸福が

誰かにくれてやれたらなんて歌うのは

失う覚悟も無い僕だ

夢は続き 屋上から夏の空を見る

君が居なくとも 日々は続いた

それはひどく美しいままで

大切な思い出ほど邪魔なものはなく

深い胸の奥 君が言ってるんだ

これは僕が選んだ結末

夢は何だったっけ その幸福は

いつの日にか退屈になる

夢が何だったのか忘れてしまったが

もうどうでもいいんだ 歓声さえ浴びれてりゃいいんだよ

「馬鹿みたいだ!」笑えよ 僕の夢を

何も知らないくせに! 君も 馬鹿共も

ゴミみたいに小さくて 脆いそれが

笑われたって 大切だったんだ

失う覚悟なんてある訳ないだろ

言いたいことが言えないから

いつも君の真似をして生きている

別に賞賛なんて要らない 僕は

“人生の主人公”になりたい

それには悲劇が必要で

けど本当に毎日幸せで

気付いた この幸福こそが悲劇だ。

馬鹿みたいに青くて高い空が

僕の無力さを今日も歌っている

君のように成りたいんだ この幸福すら

どこかに捨ててもいいなんて歌うのは

失う覚悟も無い僕だ

卑怯で弱くて 最低な僕だ

  • 作詞

    夏目透歌

  • 作曲

    夏目透歌

愛すべき退屈にのジャケット写真

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幸福な日常に退屈していた主人公の名月は、偶然ある画家の遺書を拾う。
それから悪魔が憑依して、何でも3つだけ願いを叶えてくれるという。
女優を志していた名月は、興味本位で物語の主人公のようになりたいと願ってしまうが、対価として親友を失ってしまう。

名月は残りの願いで自分の夢を追うのか、それとも親友を救うのか。

世捨て人のコンセプトアルバム。

アーティスト情報

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