歌詞

記憶の海に溺れている

愛すべき退屈にキスをして

世界の愚痴ばかり並べている

かかとの潰れた靴を履いて

感動もなく時は流れ

簡単なことを繰り返して

感情もなくなるほどに

忙しなく過ぎていく日々の中で

軋む身体を今すぐ置き去りにして

この広い海すらも超えて行こう

誰も、何も、君を縛ることのない

そんな世界を目指して

監獄に良く似たこの世界で

愛すべきものなんてあるんだろうか

囚われた心と腐った身体が

解放されるのはいつだろうか

風を読んで波を待って

大人になって孤独を抱いて

どこへ進めばいいのだろう

錆びていくコンパスは回り続け

心臓が張り裂けるほどの鼓動に従って

このつまらぬ思い出も捨てて行こう

誰も、何も、僕も知らない場所へと

流れに逆らって行くんだ

水面に反射したのは君の背中

朝焼けを見に行こうと走り出した

誰も、何も、僕ら縛ることなど

できるはずもないから

軋む身体を今すぐ置き去りにして

喜びも悲しみも超えて行こう

誰も、何も、君を縛ることのない

そんな世界を目指して