愛すべき退屈にのジャケット写真

歌詞

愛すべき退屈に

世捨て人

歩いて歩いて辿り着いた未来

振り返れば足跡は曲がってばっかだ

毎日毎日忙しない日々を

やり過ごすことに精一杯だった

早朝、目覚める

何となく部屋を出る

コーヒー啜って今日は何をしようか

正午過ぎに僕はやっと気づく

埋まらぬto doリスト

散らかったままの部屋

愛すべき退屈にただキスをしている

窓の外に広がるのは厳しい世間と輝く未来だろう

そんなものさ僕は欲しくないから

部屋の隅で縮こまってただ明日を嫌っていたい

捲って捲ってボロボロになった台本

僕を探すけれどもう登場しないみたいだ

何年生きて僕はやっと気づく

スポットライトに当たらぬ悲しみに

愛すべき退屈は憎むべき競争の上にあって

誰かの叫びに仮そめの幸せで耳を塞いでる

そんなことさ僕はしたくないから

部屋の隅で口笛吹いてまた明日を嫌っている

愛すべき非日常が僕の部屋にやってきて

訪れた春の香りに包まれる

咽び泣く君の体温が心地よくて

僕はまた

愛すべき退屈にただキスをしている

窓の外に広がるのが厳しい世間と輝く未来でも

そんなものさ僕は欲しくないから

馬鹿みたいに夢を抱いてまたそれに敗れてさ

憧れたその夢は僕の翼になって

掴み取るその夢は僕の鎧になって

破かれたその夢は僕の傷口になったけど

愛すべきその夢は僕と君を繋いでくれた

そんな退屈な夢にキスをしている

  • 作詞

    夏目 透歌

  • 作曲

    夏目 透歌

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幸福な日常に退屈していた主人公の名月は、偶然ある画家の遺書を拾う。
それから悪魔が憑依して、何でも3つだけ願いを叶えてくれるという。
女優を志していた名月は、興味本位で物語の主人公のようになりたいと願ってしまうが、対価として親友を失ってしまう。

名月は残りの願いで自分の夢を追うのか、それとも親友を救うのか。

世捨て人のコンセプトアルバム。

アーティスト情報

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