歌詞

雨と花は外側へ (feat. 小春六花) [2025 ReRec]

雨が降っていた窓の外で始めない物語

雨が降っていた夜の空ぼんやり煙る窓

橙が照らす写真悪友たちが笑ってる

夜の向こうは無味無臭

灰色の枯れた世界

叫んでも歌っても届かないや私の声は

届く場所へ逃げちゃえって君は冗談めいて笑う

今日も紫陽花が咲いている

雨の隙間から覗く泣き笑いする光たち

緑が映える写真わざとらしくて好きじゃない

機械に監視られてる瞳が合えば

今日も笑顔要求地下鉄を消毒

傘もささない君は正しかった

ノイズになった君が正しかった

弾けなかった鉄の音

それだけが照らす世界だってあったんだ

叫んでも歌っても埋もれちゃうな私の声は

あの音が響いていた冗談みたいな物語

君がもういないこの街の向こうで紫陽花が咲いている

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あすのみ活動14年目にして累計22番目の音楽作品です。SynthesizerVに歌ってもらいました。あの日もギターが鳴いていた、エモくてラウドな懐古趣味。こぼれ落ちた1422番目の標本達。ほんの少しの思い出だけでぼくたちは踊れるよ。

asnomi studio
2012年から活動している作曲する絵描き。淡く涼し気な孤独感を纏うイラストと、その世界で生きる人々を描いた楽曲によるグルーブ感を演出します。作編曲に留まらず、録音やイラスト等、全工程を一人で行うことで一貫した世界観を創り上げています。 J-Pop、サイケ、グランジ、シューゲイザー等をミックスしたロックが得意。近年はシンセサイザーVに歌わせていますが、自分で歌うこともあります。
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