海盤のジャケット写真

歌詞

砂 (弾き語りver.)

東京恋慕

帰れない場所

思い馳せては

ただひとりごと

今日もひとりごと

満たされることはない

苦しみは終わらない

砂。砂。砂

にまみれて角が取れたガラス

蔦。蔦。蔦

がはびこったあの三角の屋根

船着場から

少し先まで

抱えてた言葉を

海に打ち捨てた

水底から呼ぶ

優しく苔むしてく

砂。砂。砂

がまかれたこのさみしい布団で

蔦。蔦。蔦が

私の身体を覆っていく

儚く揺れる水面を

指でかき回して

こぼれた涙を素早く

分からなくした

ああもう会えない

  • 作詞

    ドクガエル

  • 作曲

    ドクガエル

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わたしは物心ついたあたりから海や水辺がとても好きで
いつも胸を躍らせながら水面を覗いていた
よく一人で海まで行っては歩いて橋を渡りながら
向こう側の景色を眺めていた
頭の中身を言い表せないもので一杯にしながら
浜辺に座って砂を選り分けたり
水槽で揺蕩うジャイアントケルプを見上げたり
誰かの面影に纏わりつかれながら
観覧車の中から水平線を凝視したり
すっかり暗くなったあの橋の麓で
虹色の傘をさして歩いたりしている

1.砂(2022 再録)
2.水辺でさようなら
3.どうしよう東京テレポート
4.誘拐(弾き語りver.)
5.砂(弾き語りver.)
6.海が遠い場所からの歌
7.水面

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