海盤のジャケット写真

歌詞

水面

東京恋慕

魚になった夢を見た

浅く澱んだ夢だった

褥の苔が温かく

何度も水面を見上げたの

暗い水底で

外の世界に響かすように

小さな泡をいくつか吐き出しながら

君が絵に描く鱗が

あたしの蒼い衣になって

目が開いたらいつも

机で君が絵を描いてる

今夜も褥に包まれば

またあの水底のようなの

あの日の温もりを想う

夢より儚い泡沫だった

何度も水面を覗いた

そちらの眺めはいかがですか

何度も水面を覗いた

そちらの世界はどうですか

  • 作詞

    ドクガエル

  • 作曲

    ドクガエル

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東京恋慕 の“水面”を

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わたしは物心ついたあたりから海や水辺がとても好きで
いつも胸を躍らせながら水面を覗いていた
よく一人で海まで行っては歩いて橋を渡りながら
向こう側の景色を眺めていた
頭の中身を言い表せないもので一杯にしながら
浜辺に座って砂を選り分けたり
水槽で揺蕩うジャイアントケルプを見上げたり
誰かの面影に纏わりつかれながら
観覧車の中から水平線を凝視したり
すっかり暗くなったあの橋の麓で
虹色の傘をさして歩いたりしている

1.砂(2022 再録)
2.水辺でさようなら
3.どうしよう東京テレポート
4.誘拐(弾き語りver.)
5.砂(弾き語りver.)
6.海が遠い場所からの歌
7.水面

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