歌詞

今日もテレビを付けたら

観るに耐えぬ迫真の演技

役者さまの御言葉に

心は微動だにしない

さあさあ御覧なさい

我ら人類の滑稽さを

誰か放つ電波一つ

受信しては乱離骨灰

この世は美しいままに

荒廃の道を辿って

悲劇へと向かう

無意味　偽りを掲げて

とても長い時が経ち

僕たちは何を学び　何を得たのだろう？

光と音を飛ばせて　より綺麗に繊細に

そんな事にばっか感心して

人は気付かぬうちに　美しく廃れていく

今日もラジオを付ければ

聴くに耐えぬコトバ遊び

愛とか絆とかそんな文字を並べるだけ

さあさあ御聴きなさい

我ら人類の空想詩

誰か歌う音楽一つ

聴き惚れては自己陶酔

この世に溢れた希望のウタゴエ

聴く者に元気と勇気を与える

あなたには私が居る

だから独りじゃないとか

そんな無意味な慰めに　馬鹿正直に縋って

僕は君を愛している　僕は君を守り抜く

誰の得にもならない　おとぎ話を歌う

増加する感染者

錯綜するシアワセの数々

まるで質の悪いウイルス

無意味　偽りを掲げて

過ごす日々を侵されても

何一つ不自由を感じる事は無い

僕らみんな絆の輪で一つに繋がっているんだ

そんな風にみんな一緒に　美しく廃れていく

美しいまま　廃れていく

いま　この瞬間も