Lyric

不鮮明なオイルで滲む青いインク

凛とした文字にピント合わせ

でもなぜ映らないの

この掌を伸ばせばすぐ

触れられると思っていた

息継ぎすら堪えている

道筋の果て 戸惑う偶然 重なり合う

いつかはまた

あの赤く色づく空を見上げながらさ

坂を駆けていく 擦り減る気持ち溶かして

いつからかな 傷だらけだった

吹き抜ける風に 只に委ねる

途切れないで

瞬きのその一瞬さえも

何か変わる可能性を 秘めている

明日を背に向けて 見えている

鮮やかに

"いつか"　がまた

距離を取るほどに遠ざかる気がしている

まだ流れていく 擦り減る気持ちどうかして

気づかなかった 見つかるはずだから

掌の中に 未だに掴める

追いかけて