

モニターの奥で僕は生き延びる
言葉という微毒で呼吸を整える
笑いの代わりに毒を吐き
「君の痛み、僕が代わりに燃やそうか」
コメント欄は火葬場
灰の中にしか温もりがない
見知らぬ誰かの拍手で
正気を繋ぎ止める夜
誰かに見られていないと 僕は存在できない
それを知ってなお、僕は笑ってる
拍手はいらない 心の音を聴かせてくれ
憎しみの中にまだ熱があるなら
僕は燃え尽きるまで書き続けよう
――愛を知らぬこの手で
「強くあれ」と世界が叫ぶ
でも“強さ”は血管を詰まらせる
優しさは無駄と嗤われて
涙の価値はゼロにされた
画面を閉じたら僕は無
開けたら誰かのコピー
自己防衛で魂を削り
バグみたいに呼吸する
僕を救えなかった神々へ
せめてこの言葉を供養にしてくれ
嘲笑も賞賛もいらない
ただ、僕を僕に戻せ
僕を、僕に、戻せ
拍手はいらない 炎のような静寂を
誰も見てなくても 声は届く
壊れたネットの海に
まだ微かに灯る光がある
――もう挑発じゃなく、告白として。
- 作詞者
久三
- 作曲者
久三
- プロデューサー
久三
- ボーカル
久三

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SELF-IMMUNE
久三
アーティスト情報
久三
心の奥に触れる、言葉のかけらたち。 傷ついた誰かにそっと寄り添い、 忘れかけた感情を呼び覚ます。 久三(きゅうぞう)は、痛みも、喜びも、迷いも、 「そのままの感情」で歌うアーティスト。 ラップ × バラード、語り × 詩、 静かなメロディの中に、鋭い言葉を宿す。 SNSではその日常に潜む“本音”を切り取った言葉たちが共鳴を呼び、 数々のリリース曲が、心の奥にひっそりと届いている。 心を燃やし、歌に変える。 それが Kyuzou の生き方であり、創作の核。 日本発、魂で叫ぶ男 Kyuzou。 感情を限界まで研ぎ澄まし、痛みも怒りも希望も「この歌に変える」Kスタイルの提唱者。 その声は叫びのように熱く、祈りのように静かに響く。 「それぞれの旗」「冷静なる支配論」「首輪の国、裸の勇者」「錆びた鼓動」 どの曲も、聴く者の心を撃ち抜く感情の刃を放つ。 Kyuzou の音楽は悲しみを拒まず、それを愛に変える。 そして、屈しない心と生きる誇りを掲げる音楽。 聴く者の胸に灯をともす、それが Kスタイル。 「この歌が残るなら、それでいい。」 その信念のもと、Kyuzou は今日も魂を鳴らし続けている。
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