歌詞

カーテンの隙間

眠い目こする にじむ光

はやる気持ちと

絡むコードに もつれた足

ささやき隠した

9月の風 夏が終わる

あの日残した

淡い気持ちを 追いかけたい

ラジオから流れる あの曲を聴く度

渡り廊下のなまぬるい風を思い出す

初めてだらけの日々

愛ゆえにくすぐったくて

あの時 どこまでだって

ゆける気がしたんだ

もう後悔しないって決めた日のこと

「次の夏は、-------」

反射する光

瞳を掴んで離さない

秘色のマグカップは、

奥に仕舞って。

曖昧に 大概な Hi-Fiの音

夢の 中で見た バイバイのこと

わたる ねむりの ふち

泣き出しそうな顔

むねに詰まる 言えぬ思い

ラムネ溢したことを

どっかで思い出してた

ときめき隠した

浴衣のすそ 夏の終わり

束てくれた

髪に温度が上がってゆく

見つけた一瞬のきらめきを

忘れずに連れてゆくよ

夢の中で 夢をみていたんだ

昨日より高くなった空を見上げた

大胆なお楽しみの先

「最後の線香花火が好き」

ゆめ うつつ まぼろし

照らされ 横顔

のどに詰まる 煙の匂い

淡く色付く まちが

ぼくらの背中押してく

はしゃいだ笑顔と

錦冠の眩しさを

抱えて歩く

遠く音頭が 響いていた