

二十一になったって
世界は変わらなくて
駅のホームの広告も
同じ顔で笑ってる
もう働いてる人
まだ夢を追う人
どっちにもなれないまま
朝だけが来る
何かを始めるには
少し遅くて
諦めるには
まだ早い
何者でもないって
言い訳が効かなくなっていく
未来が決まってるほど
見えてはいないけど
なんとなく行き先だけ
分かってしまう
選んでないはずなのに
選ばされてるみたいな
二十一の夜空に
星なんて一つもないよ
用意された問いに
同じ形で答えて
間違えないことだけを
覚えていく
積み上げた時間が
価値になるほど
今さら違う道を
渡りづらくなる
期待はいつも
優しい顔で
「ここまで来たんだから」って
背中を押す
「進め」って意味なのか
「戻るな」って意味なのか
分からないまま
頷いてる
未来が決まってるほど
見えてはいないけど
後ろには戻れないこと
だけは分かる
間違えたくないより
失いたくないものが
増えていく
二十一の夜は
なんだか寂しい
遅すぎる年でも
若すぎる年でもない
二十一は
未来が決まってるほど
見えてはいないけど
それでも影の向きだけは
決まっていく
選ばされてる気がしても
灯りは残ったままで
それだけを頼りに
二十一は夜を越えていく
- 作詞者
灰谷愛
- 作曲者
灰谷愛
- プロデューサー
灰谷愛
- ボーカル
灰谷愛

灰谷愛 の“二十一”を
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