Lyric

「濡れた髪の毛は嫌いだな」って貴方が言った

ほんとは、毎日ドライヤーで揺らすような女じゃない

暗い部屋で息を止めて泣いた

空っぽの冷蔵庫に貴方を感じて笑った

もう会いに来ることはないって

ふたりで決めたはずだった

ねえ、どうして貴方が手を離さないの？

見かねた貴方が塗ってくれた

右手の爪の上のホログラム

帰り道 首都高速 バスの中

夜景と同じくらい綺麗に光ってた

突然食べたくなったアイスクリーム

ひとりじゃ危ないからってふたりでコンビニ

月もほっぺたも心も

落っこちそうな夜だった

溶けてしまう あの日のバニラ

甘かったな 思い出も全部

もうここには無いけど

さよならが迫ると急に無口になる貴方が愛しい

帰り道 首都高速 バスの中

夜景が滲んで綺麗に流れた

あたしのものじゃないのはいいけど

他の誰かのものになるのはな

ちょっとな ちょっとな

距離に負けた 寂しさに負けたふたりは

ふたりは

ふたりは

見かねた貴方が塗ってくれた

右手の爪の上のホログラム

帰り道 首都高速 バスの中

夜景と同じくらい 綺麗に光ってた

光ってた

光ってた

「濡れた髪の毛は嫌いだな」って貴方が言った