

細胞の切れ端を舌で転がし
確かめようのない苦味を
探しながら 淡い匂いに浸っている
滑らかに吹き込んでくる
風の向こう側
聞こえてくる嘆きが
折り重なって震えている
変わらない足音を追って
つられて耳を澄ませば
切り刻まれた秒針が
皮膚を突き抜けてくる
ふてくされた雨の匂いが
遠くに響いて
夕日がこびりついている
今日の終わりのホームには
影が引きずられて
隙間に落ちていく
置き去られて、忘れられて
消えていくように
手を伸ばしている
耳に残る誰かの声が反響して
滲んで溶けた重みを傾けて
寄りかかる記憶を手探りしている
勝手に漏れた息が遮って
飲み込んだ声
わだかまる空気が
縮こまって怯えている
締め切った窓を眺めて
かすんだ月に掛かる雲が
去っていくのを待っている
音のない夜が広がっていく
床に落ちた星たちが
ざらついて
不快な夜に寄り添いながら
ちらついた電球に眼を瞑る
滞った喉の渇き
天井に映る影
掴んだ糸、荒んだ砂
埋もれるように
冷えた爪痕
奇妙な鳴き声が
机の上で転げまわって
誘うように、嘲るように
渦になって指にとまる
完結した明日の光
誰かの噂話
縋る手足
すする声の行方
いつもの雨が降っている
- 作詞者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 作曲者
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- プロデューサー
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- その他の楽器
福 水琴 - Fuku Mikoto -

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- ⚫︎
行方
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 2
レビー
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 3
ぬかるみ
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 4
紫の虹
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 5
月風
福 水琴 - Fuku Mikoto -
- 6
無感
福 水琴 - Fuku Mikoto -
深夜の静寂と微かな気配を観測するアンビエント・ローファイ・ポップEP。
断片的な声、広い余白、ノイズテクスチャ、都市の残響が重なりながら、眠らない夜の室内と街の境界を漂う6曲を収録。
Credit
Music: Suno / Flow Music
Lyrics: Fuku Mikoto
アーティスト情報
福 水琴 - Fuku Mikoto -
その時、その場で生まれる圧力を音へ変換し、体感を言葉へ移し、沈み込む直前に飛散していく情景をとどめた歌たち。 ambient pop / japanese lo-fi / AI song
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