歌詞

SMIRE「しあわせのペダル」
どこまでも続く夏空の下、小さな自転車に夢を乗せて走り出す。
この楽曲は、ただのポップソングじゃない。**「しあわせのペダル」**は、聴く人すべての心に風を吹かせる、笑顔と元気に満ちた“人生応援アンセム”だ。
歌い手はSMIRE。
その明るく透明感あふれるボーカルが、まるで朝の光のように一音目からリスナーの心を照らす。
イントロでそっと揺れる朝顔と坂道の情景に、すでに心が躍り始める。そこからはじまるのは、ひとりの少女が“夢に向かってこぎ出す”物語。
「暑い日差しも平気だよ」
その言葉通り、彼女の声はまっすぐで、迷いがない。
どんなに暑くても、転んでも、泣いてしまっても、それすら“宝物”に変えていく。
この楽曲の魅力は、そんなひたむきな前向きさと、日常の中にある小さな勇気を音楽でそっと後押ししてくれること。
SMIREの歌声は軽快なリズムに乗って、**「夢と希望を連れ出してくよ」**と高らかに歌う。
この瞬間、聴いているこちらの胸にも、見えない翼が生えてくるような感覚が広がる。
アレンジはJ-POPらしいきらめくシンセ、パーカッションの軽やかな刻み、そして思わず手拍子したくなるようなブレイク部分が絶妙に組み合わされていて、爽やかで熱いサウンドを創出している。
特に**Breakセクションの“ららら～ 君も一緒に！”**はライブでの一体感を確信させるエモーショナルポイント。
まさに、聴く人みんなが“ペダルを一緒に踏んでいる”ような一体感が生まれる。
**“止まらないこの想い 世界中に届けたいよ”**というブリッジ部分では、個人的な夢が普遍的な希望へと昇華していく。
この歌は“私”だけの物語じゃない。
誰もが日々の中で抱える不安や迷い、そしてそれでも進みたいという想いを、ありのまま肯定してくれる。
そしてラストの**“ひとこぎごとに近づいていく 私の夢へとまっすぐに”**というアウトロ。
ここで、曲全体が大きな円を描くように、また最初の風景へと優しく戻ってくる。
その瞬間、聴き終えたあなたの中にも、**「もう一度がんばってみよう」**という静かな決意が芽生えているはず。

「しあわせのペダル」は、音楽が持つチカラをまっすぐに、そして最高にポジティブに伝えてくれる一曲。
この夏、迷ったとき、立ち止まりそうになったとき、この歌を聴いてほしい。
きっとあなたの心にも、風が吹き抜ける。
SMIREは、この曲で走り出す。あなたと一緒に。
夢に向かって、ペダルをこぎ続けるすべての人のために──。