Lyric

弾け飛んだ滴が

音も無く闇に飲まれてく

けれど　ざわめくこの心が

耳を刺す　鬱陶しい程　鳴っている

明日も　明後日も

何も見えやしないな

色付き褪せて

また消えてく事が

当然と思っていた

なのに

どうして君だけばかり

どうして君だけばかり

浮かんだまま消えずに

なのに

どうして君だけばかり

どうして今以上は

もう来ないと思ってしまう

歩き慣れた小道を

軽やかにステップを踏む

音符がいつもより妙にはねている

けれど

明日も明後日も

何にも変わらずにただ

同じチューニング

陳腐な曲の中で

灰になったって

なのに

どうして君だけばかり

どうして君だけばかり

色彩が増していく

なのに

どうして君だけばかり

どうして君以外が

褪せて見えてしまう

明日も明後日も

何にも望まないよ

もし何か望むなら

今この瞬間に全て終わってしまえばいい

なのに

どうして君だけばかり

どうして君だけばかり

視界から消せずに

なのに

どうして君だけばかり

どうして今だけが

僕の中心になっていく

いつものように

何かを察して

振り向いた

その瞬間に世界が

また一つ増えた