

「悲しみを全部拭えたら
また元通りになれるかな」
不躾なヘッドライトが映す影が不安定
らしくない君の横顔が
いやに美しく見えた
よく似たセンスの靴が憎らしい
わたしは君とじゃなきゃ生きてけない
選んだ言葉は反対
抱きしめるはずの手は今ポケットで冬を耐えている
春夜風 恋が靡いたら
また馬鹿みたいにふざけ合えるから
正しい答えを放って私を捕まえて
難しく考えちゃうなら
ちゃんとふりがなを振ってあげるから
寂しそうに好きじゃないとか言わないで
くしゃみで綻んだ空気が
静かな心配でまた引き締まる
明日の夜ご飯の話とかしたいのに
わたしが言葉に詰まったら
落ち着いた目で待つところが好き
昔話にして誰かに話すしかできないじゃないですか
春夜風 恋が靡いたら
今日のことを記念日に話題出して
「馬鹿だったね」って
ちょっと嬉しそうに語り出してよ
難しく考えちゃうから
わたしのこと傷つけてしまうんだよ、
ごめん、本当はそんなふうに思ってないよ
春夜風 恋が靡いたら
又、馬鹿みたいに巫山戯 (ふざけ) 合えるから
正しい答えを放ってわたしを捕まえて
難しく考えちゃうなら
ちゃんとふりがなを振ってあげるから
嬉しそうに思い出話を始めて
寂しそうにもう好きじゃないとか言わないで
- 作詞者
太田温音
- 作曲者
太田温音
- プロデューサー
太田温音
- ミキシングエンジニア
太田温音
- マスタリングエンジニア
太田温音
- ボーカル
貫代 実津季

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ハルヨカゼ
貫代 実津季
冬の終わりの冷たい夜道。不躾なヘッドライトが照らし出すのは、ポケットの中で行き場を失った手と、引き裂かれそうな二人の影。
「ハルヨカゼ」は、季節の変わり目に立ち止まる二人の「さよなら」を描いた切なくも疾走感溢れるバンドミュージック。プロデューサーが「力強い歌声を持つ貫代実津季に、あえて女の子らしくか弱い楽曲を歌って欲しかった」と語る通り、本作では少女のような脆さと、震えるような繊細なボーカルが新境地を切り拓いている。
「難しく考えちゃうなら、ちゃんとふりがなを振ってあげるから」——。
強がりと本音が交差する歌詞世界は、誰もが経験したことのある“春の夜の肌寒さ”を呼び起こす。4月の1stワンマンライブを前に、アーティスト「貫代実津季」が贈る、痛いほど純粋な別れの歌。